10/25(月)山装う
園長より|2021年10月25日 12時13分
「山装う(よそおう)」は、紅葉に彩られた秋の山を表す言葉です。十二単の美しい色の重なりを想像させる美しい日本語です。小学校音楽の教科書にある「もみじ」という歌を思い出したりもします。
同様に、花が咲き始め、鳥が歌う春は「山笑う」、青葉が茂りみずみずしい夏は「山滴る」、冬山の静けさは「山眠る」といいます。
四季折々の山の様子を表す豊かなことば。とはいえ、俳句の世界では当たり前のように使われる言葉ですが普段の生活の中では、あまり聞くことはありません。消えゆく言葉にならないよう伝えていきたいものですね。
山装う姿、愛でに行ける日が来るといいなあと思っています。
今日は雨、なんとなく心静かな日になりそうです。