11/20(水)言葉の力🌏
園長より|2024年11月20日 14時57分
詩人の谷川俊太郎さんが亡くなられました。彼の詩は、わかりやすい言葉で、シンプルに語られているものがたくさんありました。どんな年齢の子どもたちにもなじむ言葉。練られているのに、わかりやすい、とても素敵な響きをもったものでした。
授業で取り上げた詩は限りなくたくさんあります。1年生なら言葉遊びにもなる「かっぱかっぱらった かっぱらっぱかっぱらった とってちてた」「このこのこのこ どこのここのこ このこのこののこ たけのこきれぬ」
〈谷川俊太郎/作 瀬川康男/絵 福音館書店〉
リズミカルな言いやすさに、繰り返し言ってみたり、それだけ早く言えるかを競ってみたり、いったい何のことを言っているのか、どこで切るとわかるのかみんなで考えてみたり、話し合うことが楽しくなります。
「意味はなくともただ、楽しい!」言葉との出会いにはとても大切な条件だと思っています。
小学校6年生の教材に「生きる」という詩がありました。
生きているということ いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること あなたと手をつなぐこと・・・
自分が持ち合わせている言葉を使って、今の思いを伝えることができるって素敵なことですよね。うまく伝えられなくて、悩むこともあるかもしれませんが、それも楽しめるといいんだと思います。
誰もが知っているこのお話、翻訳者としても活躍されました。
〈レオレオニ/作 谷川俊太郎/作 好学社〉
俊太郎さん、たくさんの言葉をありがとうございました。
じゃあね、いってらっしゃい・・・