10/6(金)神対応

園長より|2023年10月06日 10時30分

運動会練習も佳境を過ぎ、今日はちょっとクールダウン、緩やかに心を整え始めています。きっとこれまで経験したことが無いほどの観客の前で、演技や競技をすることになる子どもたち、緊張も半端ないものだと予想されます。

ましてや、初めての登美丘西小学校の広い運動場!予行練習をすることもなく本番を迎えます。たくさんのハードルを乗り越えなければなりません。貴重な経験は10月7日、楽しみでドキドキする日が目の前です。

さて、そんな中、ちょっとええ話。

組体操にリズム表現、開閉会式の練習、晴れの天気が続く中、クタクタで動けなくなりそうな年長組。ところが、この後に待っている「リレーの練習」が何よりのご褒美とか・・・。ちょっと驚きなのですが、そんな練習の中の出来事です。

お楽しみのクラス対抗リレーの練習は、毎回大盛り上がり。たくさんで繋いで走る経験もバトンパスもみんな初めての子どもたち。練習を重ねるごとにとても上手になっているのですが、もちろん全てうまくいくわけではありません。

自分の前に走る友だちを追い越そうと走り出した途端、転んだ子につまずいて、自分も転んでしまいました。結果は最下位。

「あいつが転んだせいや!」悔しくて気持ちのコントロールがうまくできない友に「人のせいにしたらあかんで」と、同じクラスの友が諭します。

「じゃあ、全部ぼくのせいや!」と言い返されるとまた、「自分のせいにもしたらあかんで。次、また、みんなでがんばったらええねん」と温かな笑顔で答えたそうです。

神対応に脱帽です。何だかとっても素敵ですよね。そばで聞いていた担任の心はほっこり!いや、きっと心は号泣です。

違う良さをもった子どもたちが集まって、幼いながら互いを思いやる優しい心が育っています。クラス対抗で取り組む競技から生まれた尊い育ちです。

年長さんの姿を見ている年中さんも、きっといろいろな良さを受け止めてくれていることと思います。いろいろな人との関わりが、間違いなく優しい心を育てています。