10/8(水)明け方の月🌕
園長より|2025年10月08日 14時49分
10月6日(月)は十五夜、中秋の名月でした。昨日7日は十六夜と書いて「いざよい」。十五夜より少し遅れて出てくるため、ためらうという意味がある「いざよい」の月と呼ばれています。
今朝(5時半頃)は、その十六夜の月が西の空に本当に美しく見えました。夕方東から出た月は一夜かけてゆっくり西へ動いているのです。
当たり前なのですが…明け方の月、いいものでした。澄んだ空気にくっきり浮かぶ月の姿は、秋をたっぷり感じさせてくれました。
日常のなんでもない風景に目をとめて味わうこと、幼稚園の子どもたちにとっても大切なことだと思っています。自然の変化を感じる心は生きることを豊かに彩ってくれます。
〈年長の躾作法教室の先生が持参くださったポンポンマム。まるで満月のような菊の花です〉
ぜひ親子で「秋の月」御覧くださいませ。まだ、ほぼ満月味わえます。今夜の月は、十七夜、別の名を「立待月(たちまちづき)」。月の出がさらに遅くなり、まだかまだかと立って待つからこの名があります。面白いですよね。続きは以下の通りです。
十八夜→「居待月(いまちづき)」待ちつかれて座るから
十九夜→「寝待月(ねまちづき)」もう床に入って寝て待つから
二十夜→「更待月(さらまちづき)」夜も更ける頃に月が出るので
いずれの言葉もとても美しい響きを持っています。言葉の響きからも秋らしさが味わえるようです。
十五夜が過ぎた7日から、幼稚園では創立90周年記念「音楽をたのしむつどい」の練習が始まりました。広い東文化会館の会場に負けないよう、力いっぱい歌で心を届けます。音楽を通した次の成長をお楽しみに…