1/21(木)1995年1月17日のこと
園長より|2021年01月21日 09時43分
今から26年前の1月17日、私は新浅香山小学校6年1組の担任をしていました。そのころ書いていた学級通信に「地震!地震!地震!」の表題が残っています。
「先生、生まれて始めてこんなすごい地震体験したわ~」と私のつぶやき。「ぼくもや~」と子どもからの返事。「先生が初めてなんやから、当たり前やなあ」の交流と共に、「今、私たちにできることってなにやろう」と考える姿もありました。
4日後の学級通信には、死者4000人を越えたそうですの言葉。そうだったな、あの1月、話題はずっと地震だったと改めて思い出しました。忘れずに伝える役割が、体験した私たちにあるということ、胸に刻んでおきたいと思っています。
この後、6年生の児童を中心とした児童会で「義援金」を集めるというボランティア活動が始まりました。この時の彼らは今38歳。小学生の頃の体験、ちゃんと伝えているのかなとふと思ったりしました。この地震をきっかけに「ボランティア」という言葉が一般的になりました。時代が移り、記憶も変わることがありますが、互いを思いやり、支え合う心はずっとなくさずにいたいものです。