1/12(水)寄り添うということ

園長より|2022年01月12日 11時19分

あまりに当たり前のようだけど、親しき仲の人が一人でも自分にいるというのは、とても幸せなことであるし、どれだけ心の支えになっているのかとつくづく思う。

親しき仲の人に自分はどのように接しているのか。どんなふうに付き合っているのかと、ふと考えてみると、それはまあ、わがままをしてばかりだ。(中略)

もちろん、伝え合ったり、語り合ったり、感じ合ったりというシェアは大切だけど、それができない時もある。

そういう時や、なんでもない時を含めて、自分にいつも寄り添ってくれる人がいるというのは、なんて幸せなんだろうと思う。

何も言わずに寄り添い合う。そういう関係こそが本当の意味での親しき仲なのだろうな。

そして、そこに留まっているのではなく、寄り添って歩くということができたら、なんすてきなことなんだろうとも思った。

あなたには、寄り添い合う人はいますか。

寄り添って歩いている人はいますか。

私たちはついつい、伝えようとするあまり、多くの言葉を使いがちです。

伝える言葉も大切ですが、伝えようとする思いが強すぎて、うまく伝わらないこともあるんだろうなあと思いました。

元暮らしの手帳編集長でエッセイスト松浦弥太郎さん、なかなかいいですよ。

ちょっと心に響いたエッセイでした。

〈「伝わるちから」松浦弥太郎  小学館〉