1/21(火)再読の楽しみ📚

園長より|2025年01月21日 12時44分

何かで話題になったらしく、有吉佐和子の「青い壺」という作品が本屋さんの店先で山積みになっていました。

〈有吉佐和子/作 文春文庫〉

ふと「ん、家にあるぞ」と再度読み直すことにしました。本を読んでいるときは、その世界にどっぷりつかっているのですが、読み終わると、思いのほかすっかり内容を忘れてしまうこともしばしばです。

「青い壺」は、一つの壺がいろいろな人の手にわたりながら、それぞれの生活が描かれていたことは覚えているくらいでした。

再読すると、一度目は気づかなかった関係が、急に鮮やかに見えたり、心にとめていなかった時間の流れに驚かされたりしました。

再読、なかなかいいものです。

幼いころは繰り返し同じ絵本を読んだり、国語の学習などでも同じ教材を何時間もかけて読んだりしていましたよね。

時間を超えて改めて向き合う、いいことかもしれません。お試しあれ・・・