11/24(木)言い間違い?
園長より|2022年11月24日 13時36分
生け垣でよく見かける「さざんか」が咲き始めています。
漢字で書くと「山茶花」ですから、文字通りに読むと「さんざか」となります。「ん?」何か変ですよね。そうです、言葉が一つひっくり返っています。
使われているうちに、音がひっくりかえる現象を「音位転換(おんいてんかん)」と言います。
この音位転換により、「さざんか」が定着したということです。
「新た(あらた)」という漢字を使った「新しい(あたらしい)」もその一つです。本来なら、「新しい(あらたしい)」となるべき言葉です。ところが今は、「あたらしい」が一般的に使用されるようになりました。
なるほど、確かにあるあるです。
例えば未発達の幼い子どもたちの中には「とうもろこし」を「とうもころし」と言ってしまうことがあるのもこれと同じ働きです。
こちらは、幼さゆえの愛らしい表現で、正しくは「とうもろこし」のままですが・・・
言葉って面白いですね。
《参考:11月24日付 朝日新聞「天声人語」》
《りす組さんは、「とうもころし」っていうのかな?》