11/5(木)木守柿(きもりがき)

園長より|2020年11月05日 10時26分

柿は、収穫する時、全てをとってしまわないで、木の先端の方に少しだけ残しておく風習があります。残す数は一つだったり数個だったり、地方によって違いがあるようです。理由は、鳥のため、来年の豊作を願って神様に捧げるなどいろいろあるようですが、全てをとってしまわないことに育てる人の奥ゆかしさを感じます。

理由はともあれ、枝先に残る鮮やかに熟した柿が揺れるさまは、秋の最後を見守って踏ん張る強さが感じられ、いいものです。もうすぐ立冬。秋も終わりに近づいています。