2/24(木)春告草(はるつげぐさ)
園長より|2022年02月24日 14時43分
「春告鳥」は鶯、「春告魚」は鰊(にしん)、そして、「春告草」は、梅のことだそうです。
ほかにも「好文木(こうぶんぼく)」「匂草(においくさ)」「香栄草(かばえくさ)」、一年のうちいち早く花をさかせるので「花の兄」春風をまつので「風待草」、人に好まれたおかげで、たくさんの名がつけられたようです。
万葉集には、桜より多く詠まれている梅。姿形もさることながら、香りの良さも好まれた理由の一つかもしれませんね。
昔から「桜切るばか、梅切らぬばか」と言われるように、梅は枝を切れば切るほど活力を増し、次の年は新しい枝にたくさんの花を咲かせてくれます。
美しくたくましい梅の花は、一輪咲くごとに春を呼び寄せてくれているようです。
春まであと一歩。今が、我慢のしどころかもしれません。
大阪の有名な梅林、大阪城梅林は7分咲き、藤井寺の道明寺天満宮は咲き始めだそうです。