4/26(金)おこだでませんように・・・

園長より|2024年04月26日 14時46分

ぼくは、いつもおこられる。いえでもがっこうでも・・・。きのうもおこられたし、きょうもおこられてる。きっとあしたもおこられるやろ・・・。

ぼくは、どないしたらおこられへんのやろ。ぼくは、どないしたらほめてもらえるのやろ。ぼくは「わるいこ」なんやろか・・・。

〈くすのきしげのり・作 石井聖岳・絵 小学館〉

「おこだでませんように」小さな短冊に書かれた言葉です。何度読んでも、このページを見るとじわっと涙が込み上げてきます。

楽しいと思ってしたこと、いいと思ってしたことが、やりすぎだったり、その場のそぐわなかったり、大人の都合に合わなかったり・・・結果的には怒られてしまう行動になってしまいます。

でも実はちゃんとわかっているのです。何もかも・・・

ひらがなを覚えたばかりのぼくが、迷って悩んで渾身の思いを込めて書いた言葉「おこだでませんように」。ぎゅっと心が締め付けられるお話です。

今日の総会で、紹介させていただいた絵本。私たち大人に大切なことを問いかけてくれる絵本です。

子どもたち揺れ動く心を、素直な眼差しで気づける大人でありたいなあとしみじみ思わされます。