6/19(月)たまご🥚
園長より|2023年06月19日 14時27分
「うーん、なるほど」とつい、声に出してうなってしまう絵本と出会いました。それが「たまご」
しおたにまみこ/文・絵 《ブロンズ新社》
朝日新聞「ひと」欄で紹介されていた「しおたにまみこ」さんの絵本です。
キッチンに転がっていたたまごが、ある日突然、目を覚まします。そこでつぶやく言葉が・・・
「なんにも かんがえていないときは みているものも みえていないし、きいているものもきこえてこない」
自分はきっと長い間キッチンで転がっていたんだろうと思うんだけど、でも本当のところは、分からない。だって、何にもかんがえていなかったんだからさ。とすらりと卵は話します。
キッチンで探検をはじめた卵は、マシュマロと出会います。すると、マシュマロがしゃべります。
「じぶんがかんがえていることは、はなさなければ あいてには ほとんど つたわらない」
これはマシュマロがたまごに教えてくれたことです。
絵本ですが、大人が納得の言葉、満載です。では、子どもたちは何を感じて聞いてくれるかな?というのも気になります。
絵本は子どもたちだけのものではありません。深ーい意味を大人は感じ、子どもたちは子どもたちなりに、リズムを楽しんだり、言葉を楽しんだり、絵にひかれたり、様々な輝きを放ってくれるのが絵本です。
シンプルで、深いお話、是非体験くださいませ。