「空蝉」は「うつせみ」と読みます。
一番に思い浮かぶのは「源氏物語」かもしれませんが、本来は、蝉の抜け殻をさす言葉です。
手に取るとふわっと軽くて、少し力を入れてしまうとかさかさと壊れてしまう儚さ、美しい言葉です。
また、「現身(うつしおみ)」という言葉が転じて「うつせみ」にかけ、この世に生きている人や、現世のことも意味します。
長い間土の中で過ごし、数日しか生きることができない蝉。
この暑さで、ひょっとしたら明日ぐらい、蝉の声が聞こえてきそうな気がしています。どうかしら?
大美野幼稚園蝉の木です。いつから声がきこえるかな?
お楽しみに~