6/29(水)空蝉

園長より|2022年06月29日 12時47分

「空蝉」は「うつせみ」と読みます。

一番に思い浮かぶのは「源氏物語」かもしれませんが、本来は、蝉の抜け殻をさす言葉です。

手に取るとふわっと軽くて、少し力を入れてしまうとかさかさと壊れてしまう儚さ、美しい言葉です。

また、「現身(うつしおみ)」という言葉が転じて「うつせみ」にかけ、この世に生きている人や、現世のことも意味します。

長い間土の中で過ごし、数日しか生きることができない蝉。

この暑さで、ひょっとしたら明日ぐらい、蝉の声が聞こえてきそうな気がしています。どうかしら?

大美野幼稚園蝉の木です。いつから声がきこえるかな?

お楽しみに~