7/27(月)希望の炎!
園長より|2020年07月27日 10時33分
昨年2月、白血病がわかり闘病することになった競泳選手池江璃香子さん。「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。」とメッセージを送りました。その彼女が、病を克服し、延期となった東京2020開会式の前日、再び熱いメッセージを伝えました。
本当なら今夏、東京に世界から多くのアスリートが集い、華やかに開催されるはずだったオリンピック。大きな目標が突然目の前から消えた選手の思いは、観戦者でしかない私でさえ想像できることでした。思い描いていた未来が一夜にして別世界のように変わってしまった彼女にはさらに、痛さを伴って共感できるものであったに違いありません。「さまざまな人の支えの上にスポーツは存在する。スポーツは人に勇気や絆をくれるもの。」「逆境から這い上がっていくときには、どうしても希望の力が必要だ。希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても、前を向いて頑張れる。」
記録を次々と塗り替え体格も逞しさを加えていたころに比べると、すっかり細く透き通るように美しくなった姿ではありましたが、新たな光に向かって挑む力強い瞳の力が心に強い感動を与えてくれました。
一年後、本来開会式が行われるはずであった会場に、希望の炎が輝いていてほしいと改めて強く思いました。素敵なメッセージをありがとう、池江選手。