8/11(火)『こだまでしょうか』

園長より|2020年08月11日 12時30分

『こだまでしょうか』   金子みすゞ

「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう

「ばか」っていうと 「ばか」っていう

「もう遊ばない」っていうと 「遊ばない」っていう

そうして、あとで さみしくなって、
「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう

こだまでしょうか、 いいえ、誰でも

 

※木霊(こだま・木魂・谺)は、木に宿る精霊のことです。山や谷に音が反射して遅れて聞こえる現象は山彦(やまびこ)といわれ、木霊のしわざだといわれています。

よいことも悪いことも、投げ掛けられた言葉や思いに反応するものです。他者の思いに寄り添って「こだま」する自分で在れたらいいなあと思っています。

8月10日・山の日に、ふと思い出した温かなみすゞさんの詩です。

今年はどこにも行けませんが・・・いつか

昔行った夏の立山室堂・みくりが池に行きたいなあと思っています。