8/20(木)『花さき山』《本の紹介》
園長より|2020年08月20日 09時53分
『花さき山』
斉藤隆介:作 滝平二郎:絵 岩崎書店
ある日、山菜を取りに行ったあやは、山姥のいる山奥にまで行ってしまいます。
すると、一面に美しい花が咲き乱れていました。
なぜ、こんなに美しいのかと、山姥に問うと・・・
「自分のことより、人のことを思って辛抱すると、その優しさと健気さが
花となって咲き出す。それがこの花さき山だ」と教えてくれました。
山から帰ったあやは、このことを話しましたが誰も信じてはくれません。
でも、あやはその後時々、
「あっ今、花さき山でおらの花がさいているな」と思うことがあるのでした。
※方言で書かれているので少しわかりづらいかもしれませんが、
時にはしっとり、静かに集中してお話を聞いてほしいと思っています。
年長さんにお勧めの一冊です。優しい心がたくさん生まれるとうれしいですね。