8/20(金)きりなしうた
園長より|2021年08月20日 08時57分
ツクツクボウシの声が聞こえると、夏休みもあと少し。
この季節になると思い出すのが、谷川俊太郎さんの「きりなしうた」です。
谷川俊太郎さんと言えば、小学校6年生の国語の教科書に「生きる」という詩で出会った方も多いのではないかと思います。
生きる 谷川俊太郎
生きているということ いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すこと・・・
記憶のどこかにありますよねきっと?
〈いきる 谷川俊太郎/作 岡本よしろう/絵 福音館書店〉
「きりなしうた」はその名の通り、終わりなく続く詩です。
その繰り返しがたまらなく楽しくて、ほほえましくて、生意気で・・
また始まりの言葉が、この時期にぴったりなんですよね。
しゅくだいはやくやりなさい おなかがすいてできないよ
ほっとけーきをやけばいい こながないからやけません
こなはこなやでうってます こなやはぐうぐうひるねだよ
みずぶっかけておこしたら ばけつにあながあいている
ふうせんがむでふさぐのよ むしばがあるからかめません
はやくはいしゃにいきなさい はいしゃははわいへいってます
でんぽうってよびもどせ おかねがないからできないよ
ぎんこういってかりといで はんこがないからかりられぬ
じぶんでほってつくったら まだしゅくだいがすんでない
※しゅくだいはやくやりなさい おなかがすいてできないよ
長い詩にお付き合いいただきありがとうございます。
少し昔を思わせる掛け合いですが、口をついて出てくる詩です。
さて、みなさん、しゅくだいだいじょうぶですか?
元気に笑顔で過ごすことが、一番のしゅくだいです。よろしく!