5/7(火)満点星躑躅
何とよむのでしょう?
これは「どうだんつつじ」とよみます。
「躑躅」は、これまでも難しいなあと思いつつ、見たことはある、でもかけない漢字でした。けれど「満点星」にはついていけませんよね。どうやらこれは当て字のようです。知らないと読めないそんな漢字です。
4月から5月中頃に小さな白いスズランのような花をつける低木です。
枝の分かれの様子が、昔明かりに用いた「灯台(とうだい:火をともす台)」に似ていることから「とうだい」がなまり「どうだん」になったともいわれています。「満点星」は、中国の表記で、和名をそのままあてたため、読めない漢字になっているようです。
庭木として植えられているこの木、秋は真っ赤に紅葉することでも知られています。春と秋、二回楽しめる庭木、優れものですね。
今日年長の躾作法に来られた先生のお庭に咲いているそうです。作法の時間には、二十四節気にまつわる話、季節の花の話などを子どもたちにも伝えてくださっています。今すぐはわからなくとも、聞いた経験があることは、大事なことだと思っています。
5/7(火)📖みずとはなんじゃ?
「だるまちゃんとてんぐちゃん」「からすのパンやさん」で子どもたちの心をしっかりつかんだ作家かこさとしさん。科学者の視点で児童文学の世界に新しい視点を取り入れられた人でもあります。
今回紹介する絵本は、2018年5月亡くなられた後に出版された絵本です。
「みずとはなんじゃ?」
かこさとし/作 鈴木まもる/絵
みずは、忍者で科学者、料理人で医者、そしてクーラーや布団・・・はて?いったいどういうことでしょうか?
人が生きるためには欠かせないみず。身近過ぎて、見逃してしまいそうな働きを分かりやすく話してくれる絵本です。
親子で、きょうだいでたっぷり楽しめる絵本。おすすめしてくれたのは科学大好き、生き物大好きな吉田先生です。
紹介してもらうと、自分では選ばない本と出会うことができます。自分だけの世界が一気に広がることもあります。新たな出会いを求めて、是非お試しあれ!
5/2(木)立夏(二十四節気)
5/2(木)📖大ピンチずかん🥛
5/1(水)📖なかよし
お月さまが話してくれたお話です。
〈さとうわきこ/作・絵 PHP研究所〉
なかよしのいぬとねこ、ふたりともおふろがだいすき。おふろにはいって、しゃぼんだまをつくるのがとくにすきなんだそうです。
でも、しゃぼんだまは、できるとすぐくっついてわれる。するとたいへん。さっそく、けんかがはじまってしまいました。「ぼくのは、こんなにおおきくなってたんだぞ」「ぼくのは、きみのなんかより、うんとおおきかったぞ」。けんかはどんどんひどくなります。
あるある、こんな場面どこかで見たことが・・・
なかよしだったはずの二人、この後いったいどうなってしまうのでしょう。
気になりますよね。親子で一緒にこの先をお楽しみください。お風呂でしゃぼん玉したくなりますよ。
紹介してくれたのは、山本先生です。「ごめんね!」の大切さを学ぶ年少組さんにはピッタリですね。
5/1(水)夏も近づく♪
今日5月1日は、立春(2月4日)から数えて88日目。八十八夜です。
「八十八夜の別れ霜」と言って、この時期を過ぎれば気候が安定すると言われています。種まきや田植え、お茶を摘むなど、春の農作物の作業が行われる時期です。
茶の新芽が揃うこの時期に摘まれたお茶は「新茶」「一番茶」といい栄養が豊富でおいしいと言われています。このお茶をの飲むと長生きできるそうです。飲むべきか飲まざるべきか・・・ちょっと考えてしまいました。
表題の「夏も近づく」は、「茶摘み」という唱歌です。小学校で習った記憶がある人も多いのではないでしょうか。
1 夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みじゃないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠
2 日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本の茶にならぬ
一番は記憶にありますが、二番となると???です。改めて勤勉な日本人気質が現れた歌だなあと感心してしまいました。
幼稚園掲示板のこいのぼりです。カラフルで元気が出ますね。
5月の空を泳ぐ元気な姿。子らの未来が輝きますように・・・
4/30(火)📖うんちしたのはだれよ!
「もう おひさまは のぼったかな🌞」もぐらくんが地面から顔を出した瞬間、その事件は起こりました!頭の上に降ってきたのは、なんと……うんち!茶色くってふっくらとしていて、もぐらくんの頭にちょうどいいサイズ!?
大事件の始まりです。犯人を捜しに乗り出したもぐらくん・・・はてさて、簡単に見つけることができるでしょうか?
〈作:ヴェルナ-・ホルツヴァルト 絵:ヴォルフ・エールブルッフ 出版社:偕成社〉
「ポトン」「ピシャ!」ウンチの音も楽しさ満載。子どもたちにとって「うんち」は言葉だけで大笑い!受けること間違いなしの絵本です。
親子で「うんち」の音を楽しみながらお読みください。
オチに心惹かれる絵本の紹介者は、八代先生です。
4/30(火)四月尽(しがつじん)
気付けば4月も晦。時の過ぎる速さに圧倒されています。新たに入園した子らは、環境になれるための4月、進級園児は、新たな組み合わせとなった友だちとの関係構築の4月、いずれも大きな挑戦です。心身ともに全力で取り組んだ4月はおそらくみんなクッタクタ!春の挑戦は、結構大変なものです。
春の季語「四月尽(しがつじん)」は、陰暦の三月が尽きることをさしています。三月は春の終わりの月。過ぎ去っていく春を惜しむ気持ちが表された言葉です。
季節も次の段階へ一歩前進。心地よい麗らかな季節はあっという間に過ぎ去りました。熱中症の心配が絶えない季節に突入です。
大美野レモンは沢山の花を咲かせ始めました。園庭の遊具や砂場の玩具も存分に使って遊ぶ手立ても身に付けました。
いよいよ本格的な新学年始動です。連休を越えた後の勢い、楽しみにしています。
4/26(金)おこだでませんように・・・
ぼくは、いつもおこられる。いえでもがっこうでも・・・。きのうもおこられたし、きょうもおこられてる。きっとあしたもおこられるやろ・・・。
ぼくは、どないしたらおこられへんのやろ。ぼくは、どないしたらほめてもらえるのやろ。ぼくは「わるいこ」なんやろか・・・。
〈くすのきしげのり・作 石井聖岳・絵 小学館〉
「おこだでませんように」小さな短冊に書かれた言葉です。何度読んでも、このページを見るとじわっと涙が込み上げてきます。
楽しいと思ってしたこと、いいと思ってしたことが、やりすぎだったり、その場のそぐわなかったり、大人の都合に合わなかったり・・・結果的には怒られてしまう行動になってしまいます。
でも実はちゃんとわかっているのです。何もかも・・・
ひらがなを覚えたばかりのぼくが、迷って悩んで渾身の思いを込めて書いた言葉「おこだでませんように」。ぎゅっと心が締め付けられるお話です。
今日の総会で、紹介させていただいた絵本。私たち大人に大切なことを問いかけてくれる絵本です。
子どもたち揺れ動く心を、素直な眼差しで気づける大人でありたいなあとしみじみ思わされます。