お知らせ

6/29(月)蛍(ほたる)の季節

園長より|2020年06月29日 15時00分

6月下旬、幻想的な光を放ち舞う蛍。その姿を楽しむ「蛍狩り」は、夏の風物詩です。蛍が成虫でいる期間は短く、はかない命を光輝かせる一途さが、哀れを誘います。

20年以上前、場所も詳しくは覚えていないのですが、河内長野の高向(たこう)というところで、川端を埋め尽くす蛍の乱舞を見ました。いつかもう一度見てみたい風景の一つです。

6/26(金)序破急(じょはきゅう)の「序」

園長より|2020年06月26日 10時55分

「序破急」という言葉は、もともとは、雅楽の曲構成などで使われている言葉です。「序」ははじめのゆっくりとした拍子にはまらない部分、「破」は、中間部で拍子に合ったテンポの部分。「急」は、最後の速く軽快な部分ということです。

全ての物事には「序破急」があります。6月から始まった子どもたちにとっては、まだまだ「序」の時。ゆっくり、ゆっくり、自分のペースをつかむ姿を温かく見守りたいものですね。

リズムに乗って、順調に進める「破」の時や、勢いづいてぐんと伸びる「急」の時が、順にやっきます。長い人生も同じ、大人の私たちも焦らず、今自分が居る場を見極めることも大切です。

6/25(木)品格を保つ!

園長より|2020年06月25日 10時56分

今、園の正門花壇に黄色い大輪のユリが咲いています。スックと背筋を伸ばすように咲くユリの花。疲れた心と体を癒してくれます。

その姿は「品格」も感じさせてくれます。先日読んだ曽野綾子の本にこんな言葉がありました。心がけ、凛とした品格ある姿でありたいものです。

『自分を失わず、誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、相手と同感するところと拒否すべき点とを明確に見極め、その中にあって決して流されないこと』《曽野綾子》

 

 

6/24(水)あなたが あの時・・・

園長より|2020年06月24日 11時57分

1945年6月24日、第二次大戦の沖縄における組織的戦闘が終結しました。80日にもおよぶ地上戦で、住民を中心におよそ20万人もの犠牲者が出ました。

あれから75年の月日が過ぎました。経験した人が少なくなっていく今、大人の私たちがその記憶をつなげなければなりません。

沖縄で昨日行われた戦没者追悼式で高校生が伝えた「平和の詩」是非お読みください。以下に一部分紹介いたします。

 あなたがあの時、あの人を助けてくれたおかげで 私は今ここにいる

 あなたがあの時、前を見続けてくれたおかげで この島は今ここにある

 あなたがあの時、勇気を振り絞ってくれたおかげで 私たちは知った

 永遠に解かれることのない戦争の呪いを

 決して失われてはいけない平和の尊さを(一部のみ紹介)

《沖縄県 平和の礎(いしじ)~平和の波永遠なれ~》

6/23(火)おこだでませんように・・・

園長より|2020年06月23日 11時10分

「おこだでませんように」は、いつも子どもたちが心で思っている言葉です。お母さんにも、先生にも怒られてばかりの男の子が、七夕のお願いで書いたこの言葉は胸に刺さります。

子どもたちの絵本ですが、ぜひ大人の方々に読んでいただきたくて紹介します。覚えたばかりのひらがなで一生懸命思いを込めてかいた短冊。たどたどしい文字に、心の強い祈りを見るようです。

七夕前にぜひ、どうぞ・・・

「おこだでませんように」 

 くすのきしげのり・作

  発行所:小学館

6/22(月)クチナシ満開!

園長より|2020年06月22日 10時43分

クチナシ(梔子)の、白い花が満開の季節になりました。

姿が見えなくてもどこからか、甘い香りが漂ってきて

思わずきょろきょろと姿を探したくなる花です。

ジンチョウゲ(沈丁花)・キンモクセイ(金木犀)に並ぶ三大香木の一つです。

花の後にできる実は、着色剤として有名ですよね。お節料理に欠かせない栗きんとんの黄色は、クチナシの実を使います。

たった一つ残念なことがあるとすれば、真っ白な花が少しずつ色を変え最後は茶色の花殻がついたままになることです。

香りをたどって、クチナシの姿、探してみてください。

6/19(金)21日は、夏至!

園長より|2020年06月19日 12時42分

21日(日)は、夏至(げし)。二十四節気の一つです。

この日を過ぎると本格的な夏の到来です。

この日は、昼の時間が一年で一番長い日です。

小学校の修学旅行で有名な伊勢二見浦にある夫婦岩。

二つの岩の間から朝日が昇るのはこのころです。

6/18(木)備えよ常に!

園長より|2020年06月18日 14時03分

 2年前の6月18日(月)午前7時58分、大阪府北部を震源とした震度6弱の地震が起こりました。当園はその日、土曜参観の代休日で休園だったそうです。私は、登校途中の児童の安全確保をどうしたものかと悩ましく対応していました。忘れられない一日です。

 あれから2年、小学生が関わる事故により、学校のブロック塀は全て撤去され、フェンスになりました。経験による改善は様々なところで進められました。世の中には、起こってみなければわからない事が、まだまだたくさんあります。学びは、永遠に続きそうです。

「備えよ常に!」は、大切な心構えです。

 明日は、雨がひどくなりそうです。自転車登園の際の受け入れ方法について只今、検討中です。度重なる改善ですが、ご理解いただきご協力よろしくお願いいたします。

 

 

6/17(水)それが一番大事!

園長より|2020年06月17日 11時52分

 全園児登園3日目を迎えました。来週からは年長組の午後保育が始まります。昼食時の安全確保に、また悩ましさを感じています。次への一歩のたびに、情報を収集し迷い、判断しなければならない日が続いています。

 随分前に流行った曲ですが、最近頭の中でヘビーローテンションしています。

 ♪ 負けない事 投げ出さない事 

 逃げださない事 信じ抜く事

 駄目になりそうな時 それが一番大事♪

「何とかなる、何とかする」今できる事を一生懸命頑張っています。

時には自分で自分を褒めなくっちゃと思うことも大事です。

今朝のさわやかな空、元気をもらいました!

 

6/16(火)相手の心に寄り添う

園長より|2020年06月16日 13時16分

 心がけたいことですが、とても難しいことです。自分の価値判断で物事を進めたくなりがちですが、そのことに気付いていることが大事なんだと思っています。

 最近、お気に入りになった作家の一人「小川糸」さん。鎌倉を舞台にした代書屋の話「ツバキ文具店」の出会いから、そこに描かれる空気感の柔らかさにすっかりファンになりました。

 先日読んだエッセイに「ラトビア(バルト三国の一つ)に伝わる十の心得」と言う文がありました。

 正しい心で 隣の人と仲良くしながら

 誰かのために まじめに楽しく働いて

 分をわきまえ 清らかに美しく

 感謝の気持ちを忘れずに 朗らかに健やかに 

 気前よく 相手の心に寄り添いながら

いかがですか?なるほどと思ってメモしました。国が違っても理想のあり方は同じなのかもしれませんね。

正門のユリ、明日には咲きそうです。楽しみ!