お知らせ

7/6(月)エール!

園長より|2020年07月06日 13時01分

今はコロナ対応でしばらく再放送が続いているNHK朝ドラ「エール」。再度見て、改めて心に残った森山直太朗演じる小学校教諭藤堂先生の言葉を紹介します。

「ほんの少し努力するのが辛くなくて、ほんの少し簡単にできること。それが君の得意なものだ。それが見つかればしがみつけ!必ず道は開く!」

自分が得意なことに気づけることも素晴らしい、気付いてもそう簡単に極められるものでもない。でもしがみつけば、いつかきっと道は開ける!」このことを知っておいてほしいと思いました。

思うようにいかないのが生きるってことなのでしょうが、前を向いて歩く子どもたちであってほしいと思います。

子どもたちは今日、短冊に願い事を書いて飾りました。

7/3(金)大河の一滴

園長より|2020年07月03日 13時38分

 コロナ禍の中、再度脚光を浴びた作家・五木寛之「大河の一滴」。平成10年出版なので、今から20年以上も前になります。どこかにあったなと、本棚を探して最近再読してみました。

「人は大河の一滴」それは小さな一滴の水の粒に過ぎないが、大きな水の流れをかたちづくる一滴であり、永遠の時間に向かって動いてゆくリズムの一部なのだ。

 以前に呼んだ時には感じなかったことに気づいたり、初めて出会ったように感じる文があったりと、再読の面白さに気づきました。

 自分の力だけではどうしようもないことが世の中にはたくさんあります。それをどうしようかと悩んでも詮無いこともあるということ、何とかなるとおおらかに過ごした方が幸せになること気付いておきたいですね。

 同じ言葉でも、読む年齢、読む時期によって違いがあること感じてみてください。

7/1(水)半夏生(はんげしょう)

園長より|2020年07月01日 11時13分

昔から農家にとって大切な日が「半夏生」です。この日までに田植えを終えておかないと稲は育たないと言われています。暦としてとても大切な季節の節目です。

半夏生の「半夏」は「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草のことで、この薬草が生える時期をさしてこの名が使われているそうです。また、「半夏生」という半分お化粧をしたように白くなる草もあります。美しい言葉ですね。

「半夏生」の日、大阪では、タコの足のように大地にしっかり根がつくようにタコを食べる習慣もあります。ご存知でしたか?

これが、「半夏生」です。

 

6/30(火)「水無月」最後の日

園長より|2020年06月30日 13時25分

6月の和名は「水無月(みなづき)」といいます。「水が無い月」ではなく、「水の月」と言う意味です。「無」は「の」という助詞なのです。田に水を引き始めるこの月にぴったりの名前ですね。

この季節、和菓子屋には、夏を乗り越える縁起菓子「水無月」が並びます。外郎の上に、邪気を祓う小豆をのせた三角の菓子です。涼しげな姿に季節を感じさせます。

各月の和名。あまりなじみがないかもしれませんが、子どもたちには、その名が示す季節の様子も伝えていきたいものですね。

「7月」は「文月」です。なぜ「文」なのでしょうね。調べてみるのも楽しいですよ。

 

 

6/29(月)蛍(ほたる)の季節

園長より|2020年06月29日 15時00分

6月下旬、幻想的な光を放ち舞う蛍。その姿を楽しむ「蛍狩り」は、夏の風物詩です。蛍が成虫でいる期間は短く、はかない命を光輝かせる一途さが、哀れを誘います。

20年以上前、場所も詳しくは覚えていないのですが、河内長野の高向(たこう)というところで、川端を埋め尽くす蛍の乱舞を見ました。いつかもう一度見てみたい風景の一つです。

6/26(金)序破急(じょはきゅう)の「序」

園長より|2020年06月26日 10時55分

「序破急」という言葉は、もともとは、雅楽の曲構成などで使われている言葉です。「序」ははじめのゆっくりとした拍子にはまらない部分、「破」は、中間部で拍子に合ったテンポの部分。「急」は、最後の速く軽快な部分ということです。

全ての物事には「序破急」があります。6月から始まった子どもたちにとっては、まだまだ「序」の時。ゆっくり、ゆっくり、自分のペースをつかむ姿を温かく見守りたいものですね。

リズムに乗って、順調に進める「破」の時や、勢いづいてぐんと伸びる「急」の時が、順にやっきます。長い人生も同じ、大人の私たちも焦らず、今自分が居る場を見極めることも大切です。

6/25(木)品格を保つ!

園長より|2020年06月25日 10時56分

今、園の正門花壇に黄色い大輪のユリが咲いています。スックと背筋を伸ばすように咲くユリの花。疲れた心と体を癒してくれます。

その姿は「品格」も感じさせてくれます。先日読んだ曽野綾子の本にこんな言葉がありました。心がけ、凛とした品格ある姿でありたいものです。

『自分を失わず、誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、相手と同感するところと拒否すべき点とを明確に見極め、その中にあって決して流されないこと』《曽野綾子》

 

 

6/24(水)あなたが あの時・・・

園長より|2020年06月24日 11時57分

1945年6月24日、第二次大戦の沖縄における組織的戦闘が終結しました。80日にもおよぶ地上戦で、住民を中心におよそ20万人もの犠牲者が出ました。

あれから75年の月日が過ぎました。経験した人が少なくなっていく今、大人の私たちがその記憶をつなげなければなりません。

沖縄で昨日行われた戦没者追悼式で高校生が伝えた「平和の詩」是非お読みください。以下に一部分紹介いたします。

 あなたがあの時、あの人を助けてくれたおかげで 私は今ここにいる

 あなたがあの時、前を見続けてくれたおかげで この島は今ここにある

 あなたがあの時、勇気を振り絞ってくれたおかげで 私たちは知った

 永遠に解かれることのない戦争の呪いを

 決して失われてはいけない平和の尊さを(一部のみ紹介)

《沖縄県 平和の礎(いしじ)~平和の波永遠なれ~》

6/23(火)おこだでませんように・・・

園長より|2020年06月23日 11時10分

「おこだでませんように」は、いつも子どもたちが心で思っている言葉です。お母さんにも、先生にも怒られてばかりの男の子が、七夕のお願いで書いたこの言葉は胸に刺さります。

子どもたちの絵本ですが、ぜひ大人の方々に読んでいただきたくて紹介します。覚えたばかりのひらがなで一生懸命思いを込めてかいた短冊。たどたどしい文字に、心の強い祈りを見るようです。

七夕前にぜひ、どうぞ・・・

「おこだでませんように」 

 くすのきしげのり・作

  発行所:小学館

6/22(月)クチナシ満開!

園長より|2020年06月22日 10時43分

クチナシ(梔子)の、白い花が満開の季節になりました。

姿が見えなくてもどこからか、甘い香りが漂ってきて

思わずきょろきょろと姿を探したくなる花です。

ジンチョウゲ(沈丁花)・キンモクセイ(金木犀)に並ぶ三大香木の一つです。

花の後にできる実は、着色剤として有名ですよね。お節料理に欠かせない栗きんとんの黄色は、クチナシの実を使います。

たった一つ残念なことがあるとすれば、真っ白な花が少しずつ色を変え最後は茶色の花殻がついたままになることです。

香りをたどって、クチナシの姿、探してみてください。