8/26(月)夏📖!🌈にじいろのさかな🐟
表紙を見ると、なんだか自分のものにしたくなる絵本です。キラキラ光るうろこ、何とも言えない海の青い色、夏にピッタリです。
〈マーカス・フィスター/作・絵 谷川俊太郎/訳 講談社〉
美しいこの魚に一体何がおきるのでしょうか?
自分の大切なものを友だちと分かち合うこと、勇気をもって行動すること、本当に大切なものを見つけるさかなに教えられることがたくさんありそうです。
描かれていることを受け取るには、年長さんにならないと難しいかもしれません。が、この色彩に浸るだけでも必ず価値はあります。
この本は、マーカス・フィスターという外国の人の作品です。翻訳によって少しずつ表現が違うことも楽しめそうです。一番よく目にするのは、詩人で有名な谷川俊太郎さんが翻訳したものですが、他の作品と比べて読むのも面白いかもしれません。
お薦めしてくれたのは、野村先生です。
8/23(金)夏📖!もののけしょくどう うらめしや🍚
夏休みも、あと一週間でおしまいです。この夏たくさんの本を読むことはできましたか?本は、子どもたちの心を豊かに広げてくれます。
さて、今日紹介するのは、もののけしょくどう「うらめしや」。なんだかちょっと怖そうです。でも、子どもたちはこんな絵が大好きなようです。
〈たにむらのりあき/作・絵 福音館書店〉
このしょくどう、じまんメニューは「でんちにぎりずし」「ほこりのほっこりスープ」などちょっと不思議なものがずらり。
さて、お客さんはと言えば・・・これまた不思議、家の中にあるいろいろな道具たち。いったいどんなものを注文するのでしょうね。想像力をふくらませ、絵をじっくりと楽しみながら親子で読書、いかがでしょう。
とっても考えられたメニュー。家にある道具たちもひょっとすると真夜中に、このしょくどうでエネルギーチャージしているのかもしれませね。
8/22(木)夏📖!おなかのこびと
食べ過ぎ、飲みすぎ、寝て食べる、お腹を冷やす・・・
〈よしむらあきこ/作 教育画劇〉
まさか夏休みこんなことありませんでしたよね。こんなことをしているとあなたのおなかの中はどうなっているのでしょう。その疑問に答えてくれるお助かり絵本。紹介してくれたのは、ばら組の高橋先生です。
実は・・・お腹の中には自分にそっくりのちっちゃなこびとがすんでいるんだそうです。えっえっえっ・・・ですよね。
人にとって食べることは、とっても大切なことです。「ちょうウルトラ スーパーミラクル バナナうーんち!!」をめざして次の4つを守ってみましょう。
夏休みもあと少し、体の調子を整えて、2学期から楽しく伸び伸び過ごすための準備を整えていきましょう。
1 好き嫌いをしない
2 よく噛む
3 よく寝る
4 よく遊ぶ
元気なみんなを待っています。
8/21(水)夏📖!またおこられてん
「もうあんたのおかあさん やめさせてもらいますっ!」
〈小西貴士/作 石川えりこ/絵 童心社〉
産まれてきてくれた時は、元気ならそれだけでいいと思っていたはずなのに・・・心配だから怒ってしまう、ちゃんとしてほしいからおこってしまう。本当は誰よりも大切で大好きなはずなのに・・・
推薦者は、大森先生。この絵本を読んで、怒られている子どもは、自分のことキライなんかな?と思ってしまうのも無理ないなあと、せつなくなってしまったそうです。
いつも怒ってしまうけど、誰よりも大切なのこと、ちゃんと子どもに伝わってくれるといいのにね。
読んでいると、ちょっとうるうる😢してしまいます。でもきっと、ちゃんと伝わっている気がしますけどね・・・
8/20(火)夏📖!あしにょきにょき👣
街を歩いていて、大きな足の裏がドーンと現れたら・・・・びっくりしちゃいますよね。笑えるんです、この絵本。
〈深見春夫/作 岩崎書店〉
おいしいものが大好きなポコおじさんが、何か珍しいものをと怪しいセールスマンに勧められたのが大きなそら豆!それを食べるとなんと、おじさんの左足がにょきにょき伸びはじめます!
足は、家を飛び出し、林をぬけて、よその家が食事をしていてもおかまいなし・・・・でもこれって、大変な事件ですよね。街中どこまでも、どんどこ伸びてった足、いったいどうなっちゃうのでしょうか。
解決策は、とても簡単!それは読んでのお楽しみ、へえ~なるほどね~の結末です。
教えてくれたのは、そら豆を観察して絵に描いたすみれ組の田名部先生。観察したそら豆、ひょっとしたら、このそら豆もとくべつなそら豆だったかも?!
8/19(月)夏📖!いつまでもすきでいてくれる?
おおきくなっても、ぼくのことかわいい?
ぼうやがげんきでおおきくなることが、ママのねがいよ。
〈マーガレット・P・ブリッジズ/作 メリッサ・スィート/絵 評論社〉
りんごの木になっても、のはらのおはなになっても、じてんしゃになっても・・・ままはいつでも、ぼうやをみまもっていますよ。
いつだって、どんなことがあっても自分のことを「好き」でいてくれる人がいるってステキですよね。
気付いているようで、ひょっとすると気付いていないことかもしれません。いつまでもいつまでも大好きでいてくれる人がそばにいてくれること、知っておいてほしいですね。
推薦者は、八代先生です。子どもたちが生まれたときの気持ちを思い出してみませんか?大人にこそおすすめの一冊かもしれませんね。
8/16(金)夏📖!おむすびさんちのたうえのひ🍙
「せっせのせ せっせのせ せっせのせ・・・・・・」リズムに合わせてみんなで田植えをします。なんだかのんびり、あったかい雰囲気が大好きというのは、いちご組の杉村先生。小学生の頃体験した田植えを思い出すそうです。
今はその田んぼもすっかり住宅地に、子どもたちに田植えの様子をせめて絵本で伝えたいとのことでした。
〈かがくいひろし/作・絵 PHP研究所〉
子育て真っ最中の、おむすびのお父さん。
田植えを手伝ってくれるのは、しゃけさん、たらこさん、おいなりさん、ほそまきさん・・・支えてくれる仲間が周りにたくさんいるようです。
軽やかな言葉にのせて昔ながらの田植えの様子が描かれています。そういえば、最近は、田んぼのある風景すっかりなくなってしまいました。残念なことです。
ところで一つ、気になったことがあります。あなたは「おむすび」「おにぎり」どちらですか。わたしは、「おにぎり」といいます。同じものにもいろいろな呼び方があるものですね。
8/15(木)夏📖!ながいながいへびのはなし🐍
絵もお話も楽しくて大好きと紹介してくれたのは、永田先生です。
どのくらい ながいかというと それはもう たいへんなもので・・・・
あたまが まちにちても しっぽは やまのなか
〈風木一人/作 高畠純/絵 小峰書店〉
「えっ、それってどういうこと??????」
あたまとしっぽの不思議で、優しいお話です。
💛そういえば、工藤直子さんの「のはらうた」にでてくる「へびいちのすけ」の詩に似たようなものがありました。
あいさつ へびいちのすけ
さんぽを しながら
ぼくは しっぽに よびかける
「おおい げんきかあ」
すると むこうの くさむらから
しっぽが ハキハキ へんじをする
「げんき ぴんぴん!」
ぼくは あんしんして
さんぽを つづける
〈くどうなおことのはらのみんな/作 童話屋〉
ねっ一緒でしょ!気付いたことで嬉しくなりました。合わせて「のはらうた」もお楽しみください。小学校国語の授業でよく扱った懐かしい教材です。挿絵も絶品、おすすめです。
夏にピッタリ!かまきりりゅうじさんの作品もお楽しみください。
おれはかまきり かまきりりゅうじ
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
ドキドキするほど
ひかってるぜ
おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ
いかがでしたか?興味がわいた方はぜひお読みくださいませ。
8/14(水)夏📖!100円たんけん
親子で物とお金の価値について楽しく学べる本です。
「しょうがないわねぇ。じゃあ100円までよ」というお母さんの言葉からたんけんが始まります。
〈中川ひろたか/作 岡本よしろう/絵 くもん出版〉
「えーと、これとこれとこれ、ぜんぶでいくら?」
「う~ん、100円ちょっとこえちゃうわね。このチョコとったら、ピッタリ」
金額に合わせたお買い物って結構大変。考えてお買い物をする経験、幼稚園の頃からしておいてもいいかもしれませんね。
お薦めしてくれたのは、小学生と幼稚園児、子育て真っ最中の髙岡先生。実践結果は、どうだったのでしょうね。
残された休みはあと2週間ちょっと。親子で「100円たんけん」してみませんか?