9/30(水)人生に必要な知恵は・・
今から30年近く前に出版された本ですが、最近ふと目に留まって再読をしています。
2度目の一年生を担当し、入門期の指導に戸惑っていたころにベストセラーになっていた本です。インパクトのある題名に手を伸ばしたことを覚えています。
ロバート・フルガム著「人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ」という本です。
人間どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、私は全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。と、フルガムは言います。
彼が砂場で学んだことは、
・なんでもみんなで分け合うこと
・ずるをしないこと
・人をぶたないこと
・使ったものはかならずもとのところに戻すこと
・ちらかしたら自分で後片付けをすること
・人のものに手を出さないこと
・誰かを傷つけたら、ごめんなさいと、言うこと
・食事の前には手を洗うこと
・トイレに行ったらちゃんと水を流すこと
・毎日、少し勉強し少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして、少し働くこと
・不思議だな、と思う気持ちを大切にすること
他にもいくつか書かれていますが、しみじみなるほどと今も思います。確かに生きることの基本は、幼いころにちゃんと教わるのです。改めて、幼稚園で大切にしなければならないこと、考えなければと思っています。
砂場には、たくさんの学びが埋まっていそうですね。
最近、改訂版「新・人生に必要な知恵はすべて幼稚園で学んだ」が出版されたそうです。
9/29(火)9月生まれのお誕生会
『ぐりとぐらの一年間』という絵本の中に書かれている言葉を紹介しました。
「9月 地球のみなさん しぃーっ お静かにねがいます。
今夜は星が勢ぞろい 空をじっとみていると きこえてくるでしょ 星のお話。」
9月生まれは、穏やかで優しい。そうです、まるで夜空に輝くお月様のよう。
お友達によりそって、ニコニコ笑顔の素敵な子。先生が困ったときには、とっても頼りになる、頼もしい子。先生を助けて、素敵なクラスを作ってくださいね。
9月の別の名前は「長月」といいます。秋の夜長を意味する「夜長月(よながづき)」から「長月」になりました。
★お誕生日メッセージ最後は、お誕生日クイズです。
「開くとお話はじまって、閉じるとおしまい。面白かったり、怖かったり。中には、いろんなものが隠れています。これ、なあに?」
答えは、「本」です。たくさん読んで、楽しみましょう。読んでもらうのもいいものですが、自分で読めるともっと楽しくなりますよ。本が大好き、大美野っ子になりましょう。
これからもたくさんの幸せが貴方にやってきますように・・・ずっとずっと祈っています。
9/29(火)ねこじゃらし届く!
9/29(火)おまじない
「おまじない」と聞くと、どんな言葉が浮かびますか?
「つるかめ、つるかめ」「くわばら、くわばら」なんていう言葉はすっかりすたれているようですが、雷が鳴った時には「くわばら、くわばら」と言うことがあります。
よくないことが起こりませんようにと、言葉に願いを込めてつぶやく。いまなら「だいじょうぶ、だいじょうぶ」もおまじないの言葉にいれてもいいかもしれませんね。
何があっても「だいじょうぶ、だいじょうぶ」。言ってもらうとホッとする、言った方もいい気持ち。困ったときには、自分で自分におまじない。
緊張する運動会、子どもたちに「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言って送り出してやってください。きっと、楽しい運動会になること間違いなしです。
先日新聞で紹介されていた絵本「つるかめ つるかめ」読んでみたくなりました。
中脇初枝 作 《あすなろ書房》
9/28(月)ヒヤッと、カラッと季節は進む!
一気に季節が進んだことを、朝の気温で感じます。今朝は、靴下と上着が欲しくなりました。
今週末は、待ちに待った運動会です。本来ならたくさんの方々に子どもたちの育ちっぷりを自慢させていただきたかったのですが、とても残念です。
とはいえ、子どもたちは、できなかったことができるようになったことをしっかりつかんでくれています。自分の成長を一番喜んでいるのは、自分自身であってほしいと思っています。
週末の天気予報は上々。このまま続きますようにと、祈らずにはおれません。
今も園庭から、年長さんの「はい!1,2,3,4・・」の掛け声が聞こえてきます。声援をいただくことは難しいのですが、大きな拍手、お待ちしております。
カッコいい!立派!たくましく育っています!
9/25(金)野分(のわき)、雨冷(あまびえ)
「野分」とは、野の草を分けて吹きすさぶ強い風のことです。今でいう「台風」をさす言葉です。
豊かな言葉を持つ日本語には、風を表すたくさんの言葉があります。
今日の雨は、「野分」の影響ではありませんが、これまでの秋の風情がなくなっている気がします。今日は寒い雨、雨が降って冷え込むことを「雨冷(あまびえ)」と言います。
たいへんな雨の中の登園、ありがとうございました。
開催を迷った末、ようやくたどり着いた運動会。
せめて良い天気の中、開催できればと思うばかりです。
運動会まで後一週間、風邪をひいたりしないよう、ご注意くださいませ。
疫病退散を祈る「アマビエ」とは別です。
同じ音でも、いろいろな意味がありますね。
だから言葉は面白い!
9/24(木)彼岸花が届きました!
9/24(木)「幸せな自立」のために・・・
生きるために大切な力とは何なのか、とても難しい問いです。本を読むと、さまざまな考えがあり、いったい何が本当に大切なのか、わからなくなるものです。とはいえ、手掛かりになる言葉はいくつかあります。先日読んだ本で、なるほど確かにと思った言葉がありました。
「困難だと思っても挑戦できる」
「努力し続けられる」
「最後までやり抜ける」
これら「人としての根本的な力」を育てることが、今後社会がどのように変化しても対応できる大切な力であると書かれていました。言葉で書かれるとたった三つの文ですが、大切でとても難しいことですね。
感じたことは、これらはすべて結果ではなく、「過程」が大切にされていることです。「できる・できない」ではなくそこに至る道筋をしっかりと意識していること。ついつい、見逃してしまいがちな「過程」しっかりと見ながら育んでいきたいものだと改めて感じました。
「見えない力」を育てる武蔵野幼稚園の教え〈原田小夜子著・清流出版〉
心を一つに、そして、ちょっと我慢をしなければ完成しない一本橋。
失敗を重ね、完成する喜びを得ることができました。
9/23(水)秋分《二十四節気》
22日は「秋分の日」でした。二十四節気のひとつ「秋分」は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境に日の出が遅く、日の入りが早くなり、少しずつ夜が長くなっていきます。
秋分の日を中心にした、7日間を秋の彼岸といいます。「暑さ寒さも彼岸まで」とは、秋と春、彼岸の日を境に暑さや寒さが和らぐということを表した言葉です。
秋の「彼岸」と言えば、目に浮かぶのは「彼岸花」です。赤く火を灯したような花が田んぼの畔に咲く姿は、見事です。今年はまだ見かけていませんが、待ち遠しいですね。小学校では秋になると、摘んだ彼岸花を線画でよく描いていました。そんな記憶がある方も多いのではありませんか?
彼岸花と言えば、「ごんぎつね」!
覚えておられますか?