12/9(月)秋📚こんなときって なんていう?
思っていることや気持ちを相手に伝えることって大事。はじめて会うお友だちと早く仲良くなりたいな。
なんていえばうまくいくのかな?の問いに、ドンピシャ答えてくれます。
「ともだちできたよ」
〈たかてらかよ/文 さこももみ/絵 ひかりのくに株式会社〉
こんにちは、いっしょにあそぼ、みせて・・・子どもたちに獲得してほし言葉が満載!親子でお話しながら、言葉を学ぶ絵本です。
幼稚園という子どもたちにとっては、初めての社会。ここで大切なのは、言葉でのコミュニケーション。繰り返しの学びが、きっと効果を発揮してくれるはずです。
幼稚園生活の中で覚えていく言葉を、お家でも知っておいていただけると、効果は倍増です。ぜひ、子どもたちに読み聞かせながら、お楽しみください。おすすめしてくれたのは、荒木先生。りす組さんでも活用中です。
こんなときなんていう「おそとであそぼう」
ゆっくとすっくの絵本シリーズは、ほかにもたくさんあります。図書館で探してみませんか?
12/6(金)秋📚くまのコールテンくん
「はやく、だれかがきて、じぶんをうちにつれていってくれないかなあ」で物語は始まります。
〈ドン=フリーマン/作 まつおかきょうこ/訳 偕成社〉
大きなデパートのおもちゃ売り場に並んでいるぬいぐるみや人形は、みんなそう思っています。くまのコールテンくんもそう。でも、緑色のズボンをはいた小さなくまのこを買っていこうとする人はなかなかいません。
そんなある日、前の日に見かけた女の子がコールテンくんのところにまっすぐやってきました。
愛らしいコールテンくん、自分のお小遣いをはたいて買いに来た女の子とのあったかいお話です。
「ぼく、ずっと前から家で暮らしたいなあって思ってたんだ」コールテンくんの最後の言葉が、ずんと胸に響きます。
ほしいおもちゃを夢に描くクリスマスの時期にぴったりなお話。ものにも気持ちがあることを子どもたちにも感じてほしい、そんな思いで紹介してくれたのは、佐々木先生です。
12/5(木)秋📚からすのパンやさん
いずみがもりの木の上には、みんな、からすのうちがあり、
その中くらいの木に「からすのパンやさん」のお店がありました。
〈かこさとし/作 偕成社〉
その「からすのパンやさん」のうちに、四羽のあかちゃんが生まれました。
でも、彼らのおうちはパンやさん。とにかく忙しいのです。
朝早くから起きて、パンを作り、お店の掃除をし、お客さんにパンを売り。
その合間にあかちゃん達をあやしたり、抱っこしたり、おっぱいをあげたり、おしめをとりかえたり・・・
そのうちに、お店がちらかってきて、お客さんも減っていき…とうとう貧乏になってしまいました。
ところが、失敗したパンを食べていた子どもからすからパン人気が急上昇!子どもたちもお父さん、お母さんと一緒にパン作りを始めます。
仕事を楽しみながら幸せになるからすの親子がとっても素敵です。ぜひ、おいしいパンをいただきながらお楽しみください。
すすめてくれたのは、いつも給食の献立を紹介してくれている山口先生です。なんだかぴったりですね。
※次々本を紹介する間に、季節は秋から冬に突入してしまいました。今しばらく「秋📚」にお付き合いくださいませ。冬休み、図書館やホール図書で本を借りられる際の参考になれば幸いです。
12/4(水)秋📚ねずみくんのたんじょうび🐭
「やっとねずみくんのプレゼントができあがったわ」
きょうはねずみくんのたんじょうび!
〈なかえよしを/作 上野紀子/絵 ポプラ社〉
お誕生日はいくつになっても大事な日です。大好きなねずみくんにプレゼントをあげようと頑張るねみちゃん。上手に包めなくて、みんなに手伝ってもらうのですが、なかなかうまく包めません。やっとできたと思ったら、なんと箱の外に…
1974年に始まった赤いチョッキを着たねずみくんシリーズ。今年50周年を迎えました。
すごいですよね。お家の方々が幼いころからあったお話です。シリーズ41冊、すごいことですよね。幼い子どもたちの心に寄り添うあったかいお話です。図書館で借りてシリーズ読破してみませんか?本園のホールにもたくさんそろっています。
紹介してくれたのは、野村先生。このシリーズが大好きだそうです。
12/3(火)秋📚いろいろごはん🍚
12/2(月)楽しみは…春の花🌸
12/2(月)堺市私立幼稚園PTA研修大会
12/2(月)秋📚たれてる💧〈?と!のえほん〉
ドーナツに チョコレートをかけて…。
あれ、ちょっとかけすぎじゃない?
も〜っ!たれてる、たれてるって!
たれ続けるチョコレートは、いったいどうなるの!?
〈鈴木のりたけ/作 ポプラ社〉
おいしそうなチョコレートが・・・たれてる、たれてる・・・
それだけの情報ですが、気になって気になってついついぺーっじをめくってしまう楽しいの登場です。
「大ピンチずかん」で一世風靡した新しいノリタケワールドが登場です。
このどきどきとハラハラを紹介してくれたのは、高橋先生!高いアンテナ、誇らしいことです。
因みに、本を読んでもらったばら組は大盛り上がり!最後はみんなでチョコドーナツを食べたそうです。イメージできるって素敵ですね。
11/29(金)霰(あられ)か雹(ひょう)
今朝、傘はもういらないかな?と思って出勤すると、その途中、大粒の雨が降ってきました。しばらくすると、バラバラバラ…と大きな音を立てながら白い粒が落ちてきました。霰?雹?びっくりです。
激しい気温の変化に突然の雨、最近の天気は何事にも激しさが増してきているようです。
ふと思い出すのは「春先の雹(ひょう)」という杉みき子さんの物語です。
三月の末、急にひょうが降り始め、一郎、次郎の兄弟は大喜び。子どもたちがとったひょうを手に取りながら、お母さんは、昔ひょうが降った時の思い出を話し始めます。
戦争中、看護婦をしていたお母さんは、熱を出す患者さんのために、ひょうが降ったある日、その塊を夢中で集めました。ところがそこは、ある患者さんのキュウリ畑。たいせつな畑はすっかり台無しになってしまいます。
怒ってしまったその患者さんは、口もきいてくれません。その夜、病院は空襲受け、避難中、お母さんは気を失ってしまいます。助けてくれたのは、あの怒っていた患者さんでした。
その後、お母さんを助けた患者さんは、すっかり体調を回復し、いいお嫁さんをもらって二人の男の子のお父さんになっている。結婚を申し込むときには、かごいっぱいのキュウリを持って行った。というお話です。
小学校国語5年生の教材として採用されていました。お話を読み進める中で「キュウリ」というキーワードに気づく子どもと、?‥…の子どもがいました。物語を詳しく読む経験を通して、複雑な心のありように気づくようになったり、言葉では語られていないことまで気づけるようになっていきます。
今朝の霰?雹?とは何の関係もありませんが、懐かしい物語です。
すっかり回復した天気。青く高い空に、色づいた桜の葉がとても美しく輝いています。驚きの回復です。