お知らせ

5/9(月)オリーブの花は平和の象徴

園長より|2022年05月09日 13時15分

5月、オリーブに花が咲き始めました。

オリーブの実を知っている人は多いのですが、花が分かる人は少ないのではないでしょうか。

花が咲いている期間は一週間と短く、雨に弱いため、気付かないうちに花が終わっているようです。

オリーブは「平和」の象徴として有名です。

その昔、人々の悪行に怒った神が洪水で地上を滅ぼそうとした際、生き物を守るためノアに「方舟(はこぶね)」建造を命じました。

洪水の後、地上に放ったハトが持ち帰ったのがオリーブの若葉。これを見てノアは、地上に平和が戻ったことを実感します。

この話から、オリーブは「平和」を象徴する木と言われるようになりました。

ウクライナにロシアが侵攻している今、子どもたちに平和の尊さをしっかりと学んでほしいと思っています。幼い子どもたちに、現状をどう伝えるか、大人がしっかりと考えなければならないなあと思っています。

5/6(金)言葉は生き物!?

園長より|2022年05月06日 14時11分

会話で使われる言葉は、日々変化しています。

特に新しい言葉は、次々に誕生し、また使われなくなったりします。

情報に疎くなると、いったい何を意味しているのかさえわからない言葉もあります。

例えば、「めっちゃおいしい」これは、本当によく使われています。もちろん「とてもおいしい」を意味する新語です。(いや、もうすでに新語ではないか?)

「じみに痛い」これは、聞かなくはないですが、私は使うことが無い言葉です。

「騒ぐほどではないけれど確かに痛い」と言った意味だそうです。

「そっこう帰る」小学校ではよく聞いた言葉です。「すぐ帰る」ことです。これは定着した感がありますね。

「鬼かわいい」これは、なかなかなじめない表現です。(私には・・)少し昔なら超かわいいでしょうか。

今日はクラス写真撮影の日!撮影の時だけマスクを外して、みんなめっちゃ可愛く写りました!

言葉は本当に生き物です。楽しみながら味わうと面白いなあと思っています。

5/2(月)♪夏も近づく八十八夜

園長より|2022年05月02日 17時14分

今日、5月2日は「八十八夜」です。立春から数えて88日目をさします。

この頃から、気候が安定し、霜なども降りなくなるため「八十八夜の別れ霜」という言葉もあります。新たな作物を育てるにはピッタリの季節ということなのでしょうね。

「八十八夜」と聞くと思い出すのが文部省唱歌の「茶摘み」という歌です。

「♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る 

あれに見えるは茶摘みじゃないか 茜たすきにすげの笠♪」

私たちの年代では、懐かしい歌ですが、もう知っている人の方が少ないのでしょうか?寂しいことです。

4/27(水)春の嵐!?

園長より|2022年04月27日 12時37分

昨夜の雨には少し驚かされました。雨戸にあたる風と雨音。ちょっと不安になるぐらいの強さでした。

保育室の天窓、ちゃんとしまってるかしら?

玄関脇でようやく咲いた八重咲チューリップ、倒れてないかな?

音の強さに心配度が上がります。

朝、残っている雨の中、チューリップの八重の花が・・・とても残念な姿だうなだれていました。自然の力は厳しいものです。

間もなく緊急事態宣言も、まん延防止重点措置も何もない連休が始まります。

とはいえ、発症者が減少していない今、感染予防対策を講じつつ楽しい時間が過ごせるといいなあと思っています。

一年で一番ワクワクする良い気候の今を、存分に楽しみましょう!

昨夜の春の嵐で、ちょっと心ざわつく思いが膨らんでしまいましたが、「これからこれから、何とかなるよ!」と前を向いて、元気に歩きたいと思います。

吹き降りの雨で濡れたプレイルーム前の通路。

姉妹でで仲良く登園中です。心が穏やかになる風景ですね。

いってらっしゃい!

4/26(火)おもしろそうだよ!

園長より|2022年04月26日 12時54分

青組さんの部屋の前に置かれていた絵本

「なぜ?どうして?がおがおぶーっ!1ゾウのはなはなぜながい」

《作・絵:リラ・プラップ 出版社:アノニマ・スタジオ》

「なぜ?どうして?」は、子どもたちがよく口にする言葉です。

知りたいことがいっぱい!聞きたいのに、「今は忙しいからあとで~」と言ってしまうこともしばしば・・・

知りたい時に、ちゃんと丁寧に対応するってことが、とっても大事だってわかっているのですが、大人時間には難しいものですね。

でも、この絵本があれば、ちょっとお助かりです。短い言葉でわかりやすく教えてくれます。読み聞かせでお試しあれ!

   

シリーズで出版されています。お休み前に図書館で準備もいいですね。

4/22(金)虹始見(にじはじめてあらわる)

園長より|2022年04月22日 13時48分

4月の中旬は七十二候の「虹始見」といい、空気がうるおい虹が見られる頃と言われています。

虹と言えば、夏にかけて夕立の後などによく見られます。夏の虹に比べると、春の虹の色合いは淡く感じられます。

子どもの頃、虹の色の順番は外側から「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」「せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し」と覚えました。幼いころに覚えた呪文のようなこの言葉、今もちゃんと覚えています。

ところで、虹という字は「虫編」です。なんだか不思議な気がしますよね。

虹は昔、龍になる大蛇が天空を貫くときにできるものだと考えられていたことから、ヘビ、つまり爬虫類を表す「虫編」に、貫くという意味を持つ「工」が添えられたと言います。

昨日は、春雨が降りましたが、降り始めると夜までずっと雨。残念ながら虹を見ることはできませんでした。虹を見るとなんだか幸せな気持ちになりますよね。

楽しみにして待ちたいと思います。

4/21(木)これ、だれ?

園長より|2022年04月21日 13時57分

大美野幼稚園の先生たちの名札には名前の横に顔写真があります。

名札を覗いて、「これは、だれ?」とたずねられました。

そうなのです。子どもたちは、私のマスクなしの顔を見たことがないのです。

とても寂しいことです。

「これはね、マスクをしていない顔だよ」とこたえると

「ふ~ん」と言われてしまいました。

そういえば、新聞で紹介されていた奈良県の一言主神社のはがき名文コンクール作品に、〈マスクのない世界をこの子は知らずに育つのか。いつか・・マスクのない、弾ける笑顔に囲まれて過ごす日常が訪れますように〉という文が紹介されていました。

3年目に突入したマスク生活。今の年長さんは入園時からずっとマスクを付けています。本当にいつまで続くのでしょうか。悩ましくそして残念でなりません。

「ニッコリと笑った口元が素敵ね」と言える日が待ち遠しいです。

余談ですが、名札につけている💕キラキラは、子どもたちに大人気です。

「今日も一日頑張るぞ!」元気の素の💕キラキラです。

4/20(水)穀雨(二十四節気)

園長より|2022年04月20日 11時52分

まっすぐに草立ち上がる穀雨かな

今朝、気象予報士の清水とおるさんが紹介されていた俳句です。

本当にぴったり!情景が目に浮かびます。

我が家の庭も、美しい緑の葉を力強く伸ばし始めた草たちが活き活きと育っています。(実は、えらいこっちゃなのですが・・・)

まさしく「立ち上がる」勢い。この季節らしい風景です。

今日は二十四節気の「穀雨(こくう)」。ひと雨ごとに草木が育ち始める頃です。

春の終わりに降り注ぐ柔らかな雨。穀物に実りをもたらす雨がしっとりと降ります。過ごしやす最高の季節なのですが、最近は、あっという間に熱中症注意の夏に突入してしまうことがあります。心地よい季節しっかりと味わいたいものですね。

「大美野いちご」も、すくすく成長中です。

青いいちご、登場です。実りの姿は、嬉しくなります。

すくすく育て!元気に育て!赤くなれ!

 

4/19(火)ぺんぺん草で遊ぼ!

園長より|2022年04月19日 10時52分

ナズナ、別名ぺんぺん草。三味線草ともいわれています。

春から夏にかけて白い花と三角の実をつけます。

「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草」と覚えた春の七草のひとつです。

私たちが小さい頃は、つまりずいぶん昔ですが、道端でよく見かける草花でした。

花の後についた実を茎に付けたまま根元から少しはがし、ぶら下がるようにします。

茎の下をもってクルクル回すと、実がぶつかり合って「ぺんぺん」と音が鳴ります。

道端の草花で遊ぶ経験、これもまた大切なことだと思っています。

4/18(月)これ、なんの花?

園長より|2022年04月18日 13時30分

花壇に咲き乱れる花も素敵ですが、道端に咲く花も今を盛りに輝いています。

ラピスラズリの青い色、小さくて愛らしい花「大いぬのふぐり」を見つけました。ネモフィラに似た、小さな星型の花をつけています。というわけで、別名「星の瞳」ともいうそうです。

「いぬのふぐり」は、花の後につく種が、犬の睾丸つまり、ふぐりに似ていることからその名がついたと言われています。名付けたのは、日本の植物学の父と言われる、牧野富太郎博士。愛らしい姿なのに、ちょっとかわいそうな気がしますね。

いぬふぐり星のまたたくごとくなり 高浜虚子

俳人の虚子は、やはり星と見たようです。

雑草と言いう名のくくりで見逃すのではなく、それぞれにつく名は何かなと、一緒に歩いて調べてみると、いろんなことに興味を示す子に育つのかもしれません。

おためしを・・・

追伸:名づけの親、牧野富太郎博士の生涯を描いた「ボタニカ」(朝井まかて作)という本が出版されました。土佐生まれ「何とかなるろう」の精神で生き抜いた姿を追いかけてみたいと思っています。今、読みたい本のナンバー1です。