お知らせ

11/29(金)霰(あられ)か雹(ひょう)

園長より|2024年11月29日 14時41分

今朝、傘はもういらないかな?と思って出勤すると、その途中、大粒の雨が降ってきました。しばらくすると、バラバラバラ…と大きな音を立てながら白い粒が落ちてきました。霰?雹?びっくりです。

激しい気温の変化に突然の雨、最近の天気は何事にも激しさが増してきているようです。

ふと思い出すのは「春先の雹(ひょう)」という杉みき子さんの物語です。

三月の末、急にひょうが降り始め、一郎、次郎の兄弟は大喜び。子どもたちがとったひょうを手に取りながら、お母さんは、昔ひょうが降った時の思い出を話し始めます。

戦争中、看護婦をしていたお母さんは、熱を出す患者さんのために、ひょうが降ったある日、その塊を夢中で集めました。ところがそこは、ある患者さんのキュウリ畑。たいせつな畑はすっかり台無しになってしまいます。

怒ってしまったその患者さんは、口もきいてくれません。その夜、病院は空襲受け、避難中、お母さんは気を失ってしまいます。助けてくれたのは、あの怒っていた患者さんでした。

その後、お母さんを助けた患者さんは、すっかり体調を回復し、いいお嫁さんをもらって二人の男の子のお父さんになっている。結婚を申し込むときには、かごいっぱいのキュウリを持って行った。というお話です。

小学校国語5年生の教材として採用されていました。お話を読み進める中で「キュウリ」というキーワードに気づく子どもと、?‥…の子どもがいました。物語を詳しく読む経験を通して、複雑な心のありように気づくようになったり、言葉では語られていないことまで気づけるようになっていきます。

今朝の霰?雹?とは何の関係もありませんが、懐かしい物語です。

すっかり回復した天気。青く高い空に、色づいた桜の葉がとても美しく輝いています。驚きの回復です。

11/29(金)秋📚サラダ🥗とまほうのおみせ

園長より|2024年11月29日 10時00分

虫たちの住むやなぎ村。いもむしさんの「サラダと魔法のお店」が大繁盛!「サラダ」のお店はわかるのですが、不思議なのは、魔法です。

いもむしさんの魔法!?いったいどんな魔法なんでしょうね。

〈カズコ・G・ストーン/作 福音館書店〉

ほんわかとした優しい色鉛筆の色があったかく包み込んでくれるようです。

さあ、ちょっと考えると気づきませんか?いもむしの魔法といえば・・・ちょっと想像を広げてお楽しみください。

魔法を使ったいもむしさんから、ある日届いた手紙は、結婚式パーティーの招待状。やなぎむらの虫たちは力を合わせて、遠い遠いパーティー会場めざして出発しました。

みんなそれぞれに助け合って、楽しく生きている虫たちの姿に元気をもらえます。

この本に一目ぼれして購入したのは、杉村先生です。素敵な絵本を見つけるとついついほしくなってしまうそうです。ちょっとわかりますけどね・・・

11/28(木)秋📚あしたのてんきは、はれ?くもり?あめ?

園長より|2024年11月28日 10時00分

今日紹介する本は、「おてんきかんさつえほん」です。

〈野坂勇作/作 福音館書店〉

行事の度に気になるのが天気。遠足も運動会も芋ほりだって、やっぱり晴れてくれないと・・・。

最近は、携帯やパソコンでもいろいろな天気情報を手に入れることはできますが、この絵本を読むと、昔から伝わる自然の様子をしっかり見つめた「もう一つの天気予報」を知ることができます。親子で、天気の見方を学んでみませんか?

「ゆうやけは、はれ」「あさつゆは、はれ」

「おひさまがかさをかぶると、くもり」

「うろこぐもがひろがると、あめ」

秋の澄んだ空、見上げるとうろこぐも。子どもたちと空の様子を見ながらお天気の話ができると素敵です。

年長組が体験したプラネタリウムでは、秋の夜空を見てきました。星空のすばらしさに「ウォー!」と声が上げていた子どもたち。感動するっていいですよね。空に興味を持った今、絶好のチャンスです。

推薦者は年長組の飯田先生です。お試しあれ!

11/27(水)秋📚できることおてつだい👍

園長より|2024年11月27日 10時00分

「だって、これは、ぼくにできることだもの。」

〈くすのきしげのり/作 市居みか/絵 廣済堂あかつき株式会社〉

誰かに喜んでもらいたい、子どもたちは、いつもそう思っています。

リスくんと、クマくんと、ウサギさん、そしてサルくん。
からだの大きさも、性格もバラバラの4人。みんな「ぼくが する!」「わたしが、やるの!」と、大騒ぎになります。
みんなやりたいのに、これでは、うまくお手伝いができません。

そこで気づいたのは、それぞれの得意なこと、できることを率先してお手伝いすることでした。だから「できることおてつだい!」

そうすると、スイスイ気持ちよくはかどりました。

一人ひとり、得意なことは違います。自分は何が得意なのかを知っている、それも素敵なことですよね。

絵本を通しての学びはたくさんあります。お手伝いの仕方、これで学べるかもしれませんよ。

すすめてくれたのは、新しく大美野幼稚園に来られた金田先生です。皆さんまた声をおかけくださいませ。

11/26(火)秋📚おこる😠

園長より|2024年11月26日 10時00分

「なんで ぼくは 、おこられるんだろう・・・」

でも、ぼくだっておこるときはおこる。

なんでひとは おこるんだろう。

「おこったあとって こころはどんより。

おこったからって きもちがすっきりするわけじゃない。

なるべくおこらないひとに なりたいんだけどなぁ。」

〈なかがわひろたか/作 長谷川義史/絵 金の星社〉

わかるわかる、こんなこと世の中にいっぱいある!本を読みながら、うんうんと納得する場面が山盛りあります。

親子でじっくり、しんみり、共感しながら読むことで、何か変わるものが生まれてきそうな本です。

すすめてくれたのは高岡先生。心に響く言葉がたくさんあったそうです。わが子に怒ってばかりいる自身の姿が重なって、何度も読み返したくなる絵本。皆さんもぜひご一読願います。

確かに・・・なるべくなら怒らない人になりたいものです。

以前、紹介したことがある「おこだでませんように」(くすのきしげのり作)の本を思い出しました。

11/25(月)秋📚野球しようぜ!大谷翔平ものがたり⚾

園長より|2024年11月25日 10時00分

世界のスター大谷翔平!!夢に向かって行動する姿、楽しみながら取り組む姿、子どもたちに伝えたいことがたくさん詰まっています。大人の私たちの心にも響きましたとすすめてくれたのは、紫組の福岡先生。

先日発表のあった流行語大賞にもノミネートされた50‐50も大谷選手の大記録です。

〈とりごえこうじ/文 山田花菜/絵 世界文化社〉

やりたいこと、かなえたい夢があることのすばらしさと、目標に向かって一途に進む強さ、知っておいてほしいことの一つですね。

「せいこう、しっぱいというけれど、しっぱいも、つぎにいかせれば、しっぱいじゃない。だいじなのは、ゆう気をもってやってみることことだと、おもいます」

大谷翔平さんの言葉です。繰り返し、唱えたくなる言葉です。

ぜひ、読み聞かせながら、ご自身も楽しんでくださいませ。本物の翔平さんに会いたくなります。

11/22(金)秋📚ひょいっひょーい👣

園長より|2024年11月22日 10時00分

♪おべんとバス♪朗らかで楽しくて、みんな大好きなお話です。

ところが今日紹介するこの絵本、ちょっとへんてこ!?と紹介者は、田名部先生です。

そう、確かにちょっと・・・驚く絵、インパクトありすぎです。きっと私は手に取らない。紹介してもらわないときっと読むことはなかった気がします。

〈たなかひかる/作 幻冬舎〉

合言葉は、ひょいっひょーい。次々と美味しそうなおかずが乗車していきます。それを見ているおじさんとぼく・・・これまたなんと不思議。おじさんは驚くことなく当たりまえといった様子。何なのでしょう。

この、不思議、子どもたちはどんな風に受け取るのでしょうか。それも気になります。

紹介しておいて無責任ですが、感想お聞かせいただければ幸いです。

11/21(木)秋📚おふろ💦

園長より|2024年11月21日 10時00分

寒くなるとあったかいお風呂にゆったり・・・お風呂は極楽!楽しみな時間です。

子どもたちも大きくなるにつれて、一人でお風呂デビューの日がやってきます。もちろん個人差はありますが、小学校の中学年ぐらいでしょうか?幼稚園ではまだまだでしょうが、お話でちょっと体験。

〈出久根 育/作・絵 Gakken〉

この本にあることが本当に起こったら・・・ちょっと怖くて、お風呂に入れなくなってしまうかもしれません。

でも気になって・・・この、お風呂デビューのハラハラドキドキをすすめてくれたのは、永田先生です。

まずは、ご一読を。

11/20(水)言葉の力🌏

園長より|2024年11月20日 14時57分

詩人の谷川俊太郎さんが亡くなられました。彼の詩は、わかりやすい言葉で、シンプルに語られているものがたくさんありました。どんな年齢の子どもたちにもなじむ言葉。練られているのに、わかりやすい、とても素敵な響きをもったものでした。

授業で取り上げた詩は限りなくたくさんあります。1年生なら言葉遊びにもなる「かっぱかっぱらった かっぱらっぱかっぱらった とってちてた」「このこのこのこ どこのここのこ このこのこののこ たけのこきれぬ」

〈谷川俊太郎/作 瀬川康男/絵 福音館書店〉

リズミカルな言いやすさに、繰り返し言ってみたり、それだけ早く言えるかを競ってみたり、いったい何のことを言っているのか、どこで切るとわかるのかみんなで考えてみたり、話し合うことが楽しくなります。

「意味はなくともただ、楽しい!」言葉との出会いにはとても大切な条件だと思っています。

小学校6年生の教材に「生きる」という詩がありました。

生きているということ いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木もれ陽がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみすること あなたと手をつなぐこと・・・

自分が持ち合わせている言葉を使って、今の思いを伝えることができるって素敵なことですよね。うまく伝えられなくて、悩むこともあるかもしれませんが、それも楽しめるといいんだと思います。

誰もが知っているこのお話、翻訳者としても活躍されました。

〈レオレオニ/作 谷川俊太郎/作 好学社〉

俊太郎さん、たくさんの言葉をありがとうございました。

じゃあね、いってらっしゃい・・・

11/20(水)秋📚ちゅうしゃなんかこわくない💉

園長より|2024年11月20日 10時00分

インフルエンザの予防接種の季節がやってきました!

〈穂高順也/作 長谷川義文/絵 岩崎書店〉

大人になったって、待ってる間やあの針が刺さる「チクッ」とする瞬間、とても緊張してしまいます。

注射の時は、みんな今すぐ逃げ出したくなります。すると・・・気持ちが「にゅっ」と体から抜け出して、「注射の痛くない国」へ到着!

この本を読めば、みんな安心して注射が打てるようになるかもしれませんよ。お試しあれ!

おすすめしてくれたのは、八代先生です。最後にはにっこり笑いあえるほっこり絵本です。