3/23(水)朝のリレー
朝のリレー 谷川俊太郎
カムチャッカの若者がきりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女がほほえみながら寝返りをうつとき
ローマの少年は柱頭を染める朝日にウインクする
この地球ではいつもどこかで朝がはじまっている
朝園庭で楽しく遊ぶ尊い時間が流れています。
今、毎日のようにニュースで流れるウクライナ・マリウポリの様子を見るたびに胸が苦しくなります。どうして・・・ほかに選べる道はなかったのかと、どこにぶつけていいのかわからない思いがあふれてきます。
何もかもがつながって地球は静かに動き続けています。
いずれの国でも安心して暮らせる穏やかな日常がつながること、願ってやみません。
3/22(火)花起こしの雨
今日は朝から冷たい雨が降りました。
大美野幼稚園玄関の桜は、少しピンクに染まり始めていたのですが、キュンと身を引き締めることになりました。
「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
この季節になると思い出すのが、古今和歌集にある在原業平の歌です。
ほんの少しつぼみが膨らめば嬉しくて、花の後、雨が降れば散ってしまわないかと心配になり、桜の花に翻弄されるこの季節、昔からずっと同じなのですね。
今朝の雨は、大丈夫!つぼみのうちに降る雨は。「花起こしの雨」と言われ、花を促す恵の雨です。ましてや今日は、冷たい雨。花を愛でる時間が少し伸ばされます。
4月2日、大美野幼稚園の入園式。満開の桜が待たれます。
3/18(金)備えても、備えても・・
16日夜、宮城・福島県を中心に地震が発生しました。
東北新幹線が脱線したり、高速道路に亀裂が入ったり、仙台城跡の石垣が崩落したり、映像を見ているととても怖くなります。
11年前を教訓に、様々な備えを進めていたはずなのですが、十分に備えることはとても難しいものなのですね。
コロナ感染予防対策も、換気に手洗い、保育室の消毒作業等等、果てしなく追加された対策が今も続いています。備えを常に、できる限りの備えをと頑張り続けていますが、それでも、休園に学級閉鎖は避けることができませんでした。
備えることの難しさはひしひしと感じています。新しく始まる令和4年度、どれほどの日常が取り戻せるのか不安も大きいですが、大丈夫、何とかなる!の心意気で手を取り合い、上を向いて歩きたいものです。
追伸:今日、小学校を卒業した卒園生が、立派に成長した姿を見せに来てくれました。困難なことが山ほどあったこの2年でしたが、きっと貴重な体験を積んでくれたんだろうなあと思っています。
先生たちを慕い、大美野幼稚園を大切に思ってくれる卒園生がいること、誇らしく思いました。
自分の大好きを見つける新しい一歩、しっかりと歩き始めてくださいね。
3/17(木)空と大地
3/16(水)なるほど~やるね!
朝日新聞お気に入りの4コマ漫画「ののちゃん」。特にののちゃん担任の藤原先生は、大のお気に入りです。
「それ、あかんやつやん!」という行動に思わずにんまり。なんだか不思議に心癒されるんですよね。ちょっとゆる~い感じで取り組むこともたまにはあり!?ですよね。教師の仕事は、心疲れることがたくさんですから・・・
今日のおいおい!は、学期末の藤原先生の一言。「教科書ののこりは読んでおいてください。」です。
お勉強はちょっと・・というののちゃんも「ちゃんと読んだら結構おもしろい!」「気が付くのが遅い!」とお怒りのお母さんも「ホンマ結構おもしろい!」
そうなのです。本当に教科書は優れものです。日本が誇る英知を集めて作った渾身の名作です。
大人になって振り返って読むもよし、一年の学びの後、読み直すのもまたよし。特に、まっさらさらの、もらいたてを読むのは、さらによし。
新しく一年生になる卒園生のみなさん。入学式でもらうピカピカの教科書、どうぞお楽しみに!
追伸:5年生6年生が使用している現在の国語科の教科書は本当に優れものです。言葉の参考書として楽しめます。大人にもお役立ちの一品ですよ。ごきょうだいがおられたら、一度ご覧ください。





































