9/7(水)野分のあした
「野分のあしたこそおかしけれ」
これは吉田兼好の徒然草にある言葉です。
「野分(のわき)」は台風のこと。「おかし」は風情がある、美しく魅力的だという意味です。
つまり、台風の次の日は風情があっていいものだといったところでしょうか。不安な夜を過ごした翌朝、澄み切った青空を見るとホッとする人の心は、今も昔も変わらないものですね。
迷走していた台風11号は西から南、そして最後は日本海を北上しました。
大阪への影響はそれほど大きくなかったようですが、突然の豪雨や強い風、なんとも悩ましいことでした。
台風が過ぎた次の日は、天高く澄み切った空が見えることが多いのですが、今朝は残念な曇り空。
昼頃に少し青空がのぞきましたが、またしてもどんよりと曇った空となりました。