4/7(金)支度(したく)
明日、4月8日(土)は、令和5年度大美野幼稚園の入園式の日です。
今日は朝から、歓迎準備で大忙しです。
早く咲き始めた今年の桜は、少し緑の葉をのぞかせて、精一杯頑張っています。
花散らしの雨にも耐え、床に花びらを散らしながら頑張っています。健気な姿にまたうっとりです。
本当にこれほど心ざわつかせる花は、他には思い当たりません。
新しい一歩をしっかりと見届けてほしいと思っています。
保育室は、それぞれのクラスの特徴を出して華やかに飾られています。
さあ、出発の時が近づいてきました。
明日は、雨も上がって絶好の入園式日和になりそうです。
マスクのない晴れやかな笑顔でお迎えしたいと思っています。
〈大美野幼稚園 正門前の桜 4月7日雨の中〉
支度 黒田三郎
何の匂いでしょう これは
これは 春の匂い
真新しい着地(きじ)の匂い
真新しいかわの匂い
新しいものの 新しい匂い
匂いのなかに 希望も ゆめも 幸福も
うっとりと うかんでいるようです。
ごったがえす 人いきれのなかで
だけどちょっぴり 気がかりです
心の支度は どうでしょう もうできましたか
3/27(月)忘れられない贈り物
令和4年度修了式の日、素晴らしい贈り物が卒園生から届けられました。
今年、登美丘西小学校を卒業した大美野幼稚園卒園生有志一同での寄せ書きです。楽しかった幼稚園での生活を覚えていて、小学校を終えた事を伝えに来てくれたのです。
何よりも幸せなお知らせです。誰よりも幸せな教職員たちです。こんなに誇らしい出来事、なかなかいただけるものではありません。いずれにも感謝ですね。
もう一人、私にも登西っ子からお手紙が届きました。ちょうど会議中で直接頂けなかったことだけが心残りです。3年も前になるのに、覚えていてくれたこと、そして懐かしく感じてくれたこと、嬉しい以外の言葉はありません。
たくさんの感謝の思いをもって卒業した皆さんのことも誇らしく思います。「舞い上がれ!登西っ子!」です。
私から送る言葉は、
君が行く 新たな道を照らすよう 千億の星に頼んでおいた《朝ドラより》です。
幸せな幼稚園からの報告でした。よい春休みをお過ごしくださいませ。
3/20(月)さくら、咲く!?🌸
3月19日(日)大阪城公園西の丸公園の標本木で5輪の開花が確認されました。大阪府桜の開花宣言です。2021年同様、観測史上最速だそうです。
世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし 在原業平《古今和歌集》
※もしもこの世の中に、全く桜というものがなかったなら、春における人の心はのどかであるだろう。
毎年この季節になると浮かぶ短歌です。在原業平、流石です。
大美野幼稚園玄関の桜は。ほんのりピンクに染まり始めています。花は、もう少し時間がかかりそうです。水曜日からは雨模様なので、本園開花宣言は来週かもしれませんね。今しばらくお待ち下さませ。
〈大美野幼稚園 20日13時、玄関の桜です〉
入園式の4月8日(土)まで、華やかに咲いていてくれるといいのですが・・・どうかしら?
3/16(木)ありのまま・・!?
3/15(水)道
3月11日、卒園式を終えた年長さんが、ホリデー保育で登園しています。新しい一歩を踏み出した卒園生たちの姿、とても頼もしく思えます。縄跳びに挑戦したり、製作をしたり、友だちと追いかけ合いっこをしながら遊んだり、何をしていても、なんだかとってもカッコいい!
〈遊びが終わって、ちょっと休憩。おやつタイムの様子です〉
新しい自分の道を見つけて、歩き始めた誇らしさのせいでしょうか?
「道」自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない二度と歩めぬかけがえのないこの道。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。〈「道をひらく」松下幸之助・PHP研究所〉
幼い子らの新たな道。全力で応援したいと思います。
3/14(火)春よ来い!
3/13(月)春雷
朝方、夢の中で雷の激しい音が聞こえてきました。
春雷を聞くと決まって、以前国語の教科書に取り上げられていた教材「春先の雹(ひょう)」を思い出します。作者は、杉みき子さんです。
突然の雹に驚く子らに、母が戦争中の雹にまつわる思い出を話し始めます。
氷が無くて困っていたとき、病気のお年寄りのため、雹を集めたこと。けれど、夢中で集めたため、ある人が大切に育てていたキュウリ畑を踏み荒らしひどく怒らせてしまったこと。
その後、畑の主が叱りすぎたと、取れたキュウリをもって謝りに来てくれたこと。
その人との出会いが、今につながることをなんとなくわかるように伝える母の話に、心がじわっと温かくなります。
物語の最後のほうで、「だから、父さんはキュウリが好きなんだ」と話を聞いていた子がつぶやきます。
子らと共に読んでいた教材ですが、もうずいぶん昔なので細かなところはちょっと自信がありませんが、おおよそこんな感じです。
高学年の教材でしたが、何人かは「???」だったように思います。「春雷」から、懐かしい昔の教材を思い出しました。
立春から立夏のころまでに発生する雷を春雷と言います。寒冷前線の通過に伴って発生するらしく、雹を伴うことがあります。冬眠していた虫たちが驚いて目覚めることから「虫出しの雷」ともいわれるそうです。
《フォア文庫 童心社》
因みに、杉みき子さんは、「わらぐつの中の神様」の方が有名かもしれませんね。よく似た展開のお話です。