お知らせ

2/13(月)魔法の言葉・言霊

園長より|2023年02月13日 16時37分

言葉に魂が宿るという「言霊(ことだま)」確かにあると思っています。

先日、引退を表明したテニスプレーヤー国枝慎吾選手「俺は最強だ!」をラケットに書き、弱気になる自分自身を励ましたそうです。言葉に支えられ頑張り続けられたこと、これこそ、言霊の力です。

新聞に掲載されていた「11歳の国枝慎吾くんへ」というメッセージ、心にジンと響きました。

9歳の時にせき髄の病気で両足に障がいが残り、母の勧めで車いすテニスに出会ったばかりのあなたに思い描くことができるでしょうか。

自分が世界を舞台に戦い、車いす男子史上初の生涯ゴールデンスラムを達成する姿を。(中略)

車いす生活が始まったときには、大好きだった野球ができなくなって落胆したことでしょう。でも、あなたがラケットを手に取ってくれたおかげで、未来では計り知れないほどの希望が生まれます。

11歳の国枝慎吾くん、車いすテニスを始めてくれてありがとう。

〈2/8付け朝日新聞・全面広告より一部抜粋〉

がんばり続けた国枝選手の姿は、きっとこれからもたくさんの人を支える大きな力となるのだろうと思います。

学級閉鎖が終わり、久々に登園したもも組さん。

力一杯のリハーサル、たくさんの応援をもらって頑張りました。

 

2/10(金)涙が、ぽろり・・・

園長より|2023年02月10日 14時07分

9日(木)年長さんにプレゼントしたお話は「いつもいっしょに」でした。

〈こんのひとみ・作 いもとようこ・絵 金の星社〉

ひとりぼっちのくまさんの家に、ある日うさぎさんがたずねてきました。うさぎさんのために毎日お料理を作って世話をするくまさん。

誰かのために何かをするなんて初めてのくまさんは、嬉しくてワクワクしてしまいます。

ところが、うさぎさんは、ただくまさんのそばで、にこにこしているだけ。不安になったくまさんは、とうとう、うさぎさんに大きなこえで「なんとかいってよー」といってしまいました。

目に涙をいっぱいにためたうさぎさんは、次の朝、いなくなってしまいます。

そばにいてくれるだけでよかったのに・・・

せつなくて、読みながら涙があふれてしまいました。

子どもたちは、静かに静かに寄り添いながら聞いてくれました。くまさんの気持ち、黙っていたうさぎさんの気持ちを想像していたのだと思います。

心にジーンとくるおすすめの一冊です。是非一度お読みください。

2/8(水)事八日(ことようか)

園長より|2023年02月08日 14時49分

2月8日は「事始め」と12月8日「事納め」を合わせて「事八日」と言います。

事八日には、「針供養」が行われます。古くなった針や、折れたり曲がったりした針、錆びた針を豆腐やこんにゃくに刺して供養をし、裁縫の上達を願います。

とはいえ、最近、針をもつことが減ってしまいました。

3年前、手作りマスクが広まったとき、久しぶりに裁縫箱を取り出して、チクチク縫ったきり、しばらくご無沙汰しています。

みなさんはいかがですか?

針を供養する、なんだか豊な気持ちになる行事です。役に立ってくれた「もの」に感謝する、そんな心、大切にしたいものです。

劇遊びの会に向けて衣装や帽子、小道具を作っている子どもたち。使ったのりやハサミにも感謝の気持ちを持ってくれるといいですね。

2/6(月)流氷、到着!

園長より|2023年02月06日 13時29分

遠い北海道の知床岬に流氷接岸のニュースが届きました。

遙か彼方のオホーツクからやって来る氷。

昨年の春、知床の海で起きた事故が頭をよぎります。

美しい景色の中にいろいろな記憶が重なります。

画像を見ていると、春はまだまだ先のようです。

〈ウクライナ民話「てぶくろ」みんな仲良くを熱演中!〉

〈懐かしいお話、ブレーメンの音楽隊!動きがピッタリそろいました!〉

節分、立春が過ぎ、園の行事は、春に向かって着々と進んでいます。

2/3(金)去年の今頃は・・・

園長より|2023年02月03日 13時33分

令和4年2月3日、家庭保育協力や体調不良のお休みで園はとっても静かで寂しい日々を過ごしていました。

あれから1年。あっという間に過ぎてしまった気がします。

「鬼は外!」

今日は、自分たちで作った鬼の面を交代でかぶって、豆まきを楽しみました。園庭にはたくさんの鬼。マスに入れた豆を心を込めて投げていました。これで世の中のこまった病気は、すべて退散です。

子どもたちが健康で、元気に、そして笑顔でいられますようにと、願わずにはいられません。

2/2(木)南南東

園長より|2023年02月02日 14時36分

今年の恵方は、南南東です。

節分の日「恵方巻」を食べる風習は、大阪を中心にあったもののようです。

徐々に全国に広がり、今やすっかり定着しています。

それと共に、「恵方」も注目を集めるようになりました。

「恵方」はその年の吉を呼び込む方向で、その年の干支で決まります。

今年は「癸卯(みずのと・う)」。「南南東」が恵方です。

方角を確かめて、巻きずし一本丸かじり!?できるかな?

元気な大美野っ子の劇遊びの盛会を祈って、いただきます。

2/1(水)きさらぎ

園長より|2023年02月01日 14時35分

2月は、如月(きさらぎ)と言います。

「衣更着」寒さで衣を重ねて着る。

「気更来」「息更来」少しずつ気候が陽気になる。

「生更木」草木が生え始める。

同じ「きさらぎ」でも意味はいろいろあるようです。

いずれにせよ、確かにまだまだ寒い日が続きそうです。

28日間と短い「きさらぎ」ですが、いい響きの呼び名です。

近隣の小中学校ではインフルエンザが広がり始めているようです。

よく食べよく遊び、健康を心がけてくださいね。

劇遊びに向けて、ノリノリで練習中です。

1/31(火)真っ赤な実の垣根

園長より|2023年01月31日 12時51分

毎朝通る道、垣根からのぞく赤い実の塊にいつもドキッとします。

木の名は「ピラカンサ」。「トキワサンザシ」ともいうそうです。

花の少ないこの季節、緑に赤い実は元気な気持ちを授けてくれます。

立春まであと4日。今日は青空、冬日和です。

1/30(月)すばらしい習慣

園長より|2023年01月30日 15時00分

閉まっていた職員室の扉の前で、「トントン!」の声が聞こえました。

扉を開けると、

「いちご組の〇〇です。」「いちご組の〇〇です。」

「お茶ありがとうございました。」

お当番さんが二人、本日最後のお仕事です。

年度初めは、ガラス扉の向こう側で、声をかけるまでずっと立ち尽くしていた子どもたちも、今では、しっかり伝えることができるようになりました。

しかも、扉が閉まっていると言葉で「トントン!」

なんて愛らしい姿なんでしょうか。

その後、廊下の向こうから「ただいま!」の声が聞こえてきました。

いい習慣が、子どもたちを育てています!

1/27(金)しりもちって何?

園長より|2023年01月27日 14時55分

厳しい寒さになれていない大阪は、雪への抵抗力がありません。

というわけでここ数日の寒波は、不安しかありませんでした。

幸い、雪が積もることもなく、冷たい空気には参りましたが、転んで「尻もち」をつかないように踏ん張ることはありませんでした。

ここで「尻もち」の話です。1月のお誕生会恒例、園長先生クイズで、餅は餅でも、食べられない餅は?と問題を出したところ、答えを聞いても、子どもたちの反応は「ん?」だったとのこと。

どうやら「尻もち」は、当たり前に知っている言葉ではなかったようです。

【尻もち】平衡を失って、しりが地面につく〈新明解国語辞典 三省堂〉

歩き始めた子に一升の餅を背負わせ、その後その餅をお尻に投げ、成長を祝う行事に由来する「尻もち」

クイズで学んだ言葉、覚えてくれたかな?

劇をしながら、たくさんの言葉を獲得中です。